こんにちは。ヒロシです。
服の価格にはピンからキリまであります。
ユニクロに行けば1枚2〜3,000円程度で買える白いシャツも、ドメスティックブランドやインポートブランドだと2〜3万円くらいが相場です。
「見た目は大きく変わらないんだから、安い服で十分。高い服を買っても無駄」
そう考える人がいても何ら不思議はありません。
そこで本記事では、
- 高い服を買う&着るメリット
- 本当に高い服はいらないのか
について書いていきます。
ちなみに本記事を書いている僕は、服が好きで色々な価格帯の服をこれまでに買ったり着たりしてきました。
高い服も安い服の両方をふまえて書いていきますので、ぜひ参考にしてみてください。
高い服を買う&着るメリット【安い服と比較しながら】
高い服を着るメリットは…
- 素材が良い
- シルエットやデザインが良い
- 着ていてテンションが上がる
- 長持ちする
- 着なくなったときに高く売れる
という5つです。
それぞれについて解説していきます。
高い服のメリット①素材が良い
高い服の中には、素材にこだわっている服が多いです。
質の高い素材を使っている服は、肌触りがよくて着心地にもすぐれています。
また服によっては、着込んでいくことで経年変化を楽しめるものもあります。
以下の記事に書いているのは、A.P.C.というフランスのブランドのデニムパンツ(約2万円)なのですが、このように服を「育てる」ことができるのも高い服の魅力。
逆に安い服だと、素材にかかるコストが抑えてあるので、高い服のような良質な天然素材を使っているものが少ないです。
着心地のよさや服を育てていく楽しさを味わうことは難しいですね。
高い服のメリット②シルエットやデザインが良く、着ているだけでカッコよく決まる
高い服のメリット、それは「着ているだけでカッコよく決まること」も該当します。
高い服はシルエットが立体的に作られており、着たときに最もカッコよく見えるように服が設計されています。
(立体的なシルエットの服は、使う生地の量も多くなるので、その分だけコストも上がるそうです)
つまり、平置きの状態では同じように見える服でも、実際に着てみるとカッコよさが段違いなのです。
また、高い服はデザイナーの方が細部にまでこだわって作っているもの。
シルエットもそうですが、細部まで色々な工夫が凝らされているので、着ているだけで本当にカッコいいです。
例えば、僕の持っている「テアトラ」というブランドのコート(約8万円)。
以下の記事で詳しくご紹介していますが、シルエットや生地のゆれる感じなどが本当にカッコよく、何も考えずに上から羽織るだけでサマになります。
一方で、安い服はコストの問題により、高い服ほどシルエットを立体的にしたり、凝ったデザインにすることができません。
そのため、安い服でカッコいい服装をするためには、色々と自分で工夫をする必要があるということです。
つまり、おしゃれになる難易度は高い服の方が圧倒的に低く、その意味で「高い服の方が楽」だと言えます。
高い服のメリット③テンションが上がる
前述の通り、高い服は良い素材を使っていて、なおかつカッコよく決まる服です。
そんな服は着ているだけでテンションが上がってきます。
なかなか言語化するのは難しいところなのですが、
- 自分はこんなに良い服を着ている。ハッピーだ
- カッコいい服・作り手の魂がこもった服が着られてうれしい
という感じですね。
完全な自己満足ではあるのですが、高い服・良い服は日々を楽しく、そして満足した気持ちで過ごすためのツールとして機能するということです。
車好きの人は自分が好きな車に乗っていると気分が上がるでしょうし、お酒が好きな人はおいしいお酒を飲んでいると幸せな気持ちになりますよね。
服についてもそれと同じで、自分が心から気に入っている服を着ていると、テンションが上がってくるのです。
高い服のメリット④長持ちする
高い服は安い服に比べて長く着られます。
理由は以下の3つです。
- しっかりした縫製など、つくりが丈夫だから
- 耐久性の高い良質な素材を使っているから
- 「高かったから大事にしよう」という心理がはたらくから
特に重要な要素が③です。
高い服を買うと、どんな人でも「高かったんだから大事に着よう」という心理がはたらきますよね。
そのおかげで丁寧に服を扱ったり、クリーニングに出したりするわけです。
大事に着ている服が、雑に扱っている服に比べて長持ちするのは想像しやすいでしょう。
つまり、高い服が長持ちするというのは、服自体の耐久性というより、買った人が大事にするからという心理的な側面が大きいのです。
一方、安い服も大事に扱えばそれなりに長持ちはするものですが、
という感じで、雑に扱いがち。
その結果として、使い捨てのようになる可能性も高いでしょう。
服のコスパは「着用1回あたりの値段」で決まるので、高い服を大事に着て長持ちさせれば、実はそこまで高いわけではありません。
そのことについては以下の記事にて詳しく書いているので、あわせて読んでみてください。
高い服のメリット⑤着なくなったときに良い値段で売れる
高い服は安い服と違い、自分が着なくなったときに良い値段で売れます。
というのも、高い服=ブランドの服には需要があるからですね。
自分がいらなくなったものでも、他の誰かがほしいと思っているので、メルカリやブランド古着屋に持っていけば、それなりの値段で売ることができます。
僕の経験上、ドメスティックブランド(国内デザイナーのブランド)の服は、1年程度着てからでも、メルカリで定価の3割〜5割くらいの価格で売れますね。
(もちろんブランドやアイテムの状態にもよりますが)
つまり、高い服は一定の「資産性」があるので、買う際のリスクが少ないということでもあります。
一方で、安い服の場合だと自分が着なくなったら捨てるしかありませんよね。
壊れるまで着ることができれば良いと思いますが、中には数回しか着ていなかったものもあるでしょう。
高い服は本当にいらない?判断するために一度着てみるのがおすすめ
高い服を買う&着るメリットについて解説しました。
このように思う方には、ぜひ1度高い服を着てみてほしいなと思います。
上に書いたメリットを実感するためには、やはり着てみるしか方法はないんですよね。
「高い服は無駄」「安い服でもおしゃれになれる」という方も多いかと思いますが、一度高い服に袖を通してみては?
高い服を着ると気分が上がりますし、細かいつくりや素材へのこだわり等も知れば、その服が高い理由がわかります。
最初から無駄と決めるのは思考停止ですし、あまりにもったいない。
— ヒロシ@ファッションブログ (@footmuji) 2019年6月9日
高い服に袖を通してみたり、店員さんから服のつくりや素材について教えてもらったりすれば、高い服が高い理由がわかるかと。
試着するだけでもOKだと思うので、最初から「もったいない」「無駄だ」と決めつけず、一度着てみることをおすすめします!
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