こんにちは。ヒロシです。
本格的な革靴の購入を考えている方にとって、選択肢に入ってくるブランドである「スコッチグレイン」。
今回は「スコッチグレイン」にフォーカスしてご紹介していきます。
本記事の内容
- スコッチグレインの魅力
- 革靴のラインナップ
- スコッチグレインはどこで買えるか
- スコッチグレインの革靴をお得に買う方法
この記事を書いている僕は、実際にスコッチグレインの革靴を4年ほど愛用しています。
僕自身が履いていて感じていることも踏まえて書いていくので、参考にしていただけたら幸いです。
SCOTCH GRAIN(スコッチグレイン)とは?魅力をご紹介
スコッチグレインとは、東京・墨田区発の「ヒロカワ製靴」という会社による革靴ブランドです。
イギリスのブランドのような名前なので、海外メーカーと思われがちですが、れっきとした日本ブランドなのでご注意を。
スコッチグレインの魅力①革質が高く、経年変化(エイジング)が楽しめる
スコッチグレインの大きな魅力の1つが、「革質」の高さ。
革のクオリティが高いと評判なので、靴好きの方からも支持されています。
というのも、職人でもあるスコッチグレインの社長自らが、1つ1つ革を厳選しているから。
価格帯によってヨーロッパの革だったり、日本の革だったりするのですが、いずれも社長さんが妥協を許すことなく選定しているので、全体的な革質は本当にすばらしいです。
僕が履いているスコッチグレインの革靴は、国産カーフ(仔牛の革)3万円程度のエントリーモデルですが、革のキメも十分に細かく、高級感がしっかりあります。
履いていくとどんどん自分の足に馴染んでくれますね。
良い具合に経年変化(エイジング)もしてきており、非常に気に入っている一足です。
なお、良い経年変化を楽しみつつ、長く愛用するためには毎日のブラッシングや定期的なケアが不可欠。
以下の記事にて、僕が行っている革靴のお手入れ方法をまとめています。
スコッチグレインの魅力②日本人にあった木型・サイズ展開
創業以来、スコッチグレインの革靴は日本人の足の形や歩くときのクセを徹底的に研究して作られています。
これは、スコッチグレインという会社の思いがこめられているから。
たとえヨーロッパの上質な革を使っていたとしても、日本人の足に合わなければ良い靴とは言えない。
それが私たちの考えだ。
さらに、サイズ展開も非常に豊富です。
- 23.5cm〜27.0cm(0.5cm刻みの8サイズ展開)
- E・EE・EEE・EEEEの4タイプのウィズ(足幅)
上のように、全32種類のサイズから自分にぴったり合ったサイズが選べるんです。
足の大きな人・小さな人、また幅が広い人・狭い人、甲が高い人・低い人など、人によって足の形はさまざま。
スコッチグレインならば、あなたにジャストフィットの革靴が選べますよ。
またヨーロッパの革靴だと、サイズ表記が初心者にとっては分かりにくい(UK6,UK7など)一方、スコッチグレインはcm表記なのも選びやすいですね。
スコッチグレインの魅力③全商品にグッドイヤーウェルト製法を採用
スコッチグレインの革靴は、すべて「グッドイヤーウェルト製法」で作られています。
グッドイヤーウェルト製法とは、イギリス靴などの本格的な革靴に用いられる製法。
- 履いているうちにインソールが沈み込み、履き心地がどんどん良くなる
- ソールやヒールの交換が可能なので、長く愛用できる
ざっくり言うと上の2つのような特徴を持ち、しっかりと手入れをしながら履けば10年くらい持ちます。
一足を、丁寧に磨き続け、履き続け、味のある一足にしてほしい。
そんな方々のために、私たちは頑なにグッドイヤーウェルトを守り続けたい。
それから履く&お手入れするを繰り返し、今では履き心地も非常に良くなりましたし、また良い感じにエイジングもしてきました。
スコッチグレインの革靴ならば、一足の革靴を大事に履き続ける楽しさを味わえますよ。
スコッチグレインの革靴は沈み込みが結構大きいです。
そのため、購入の際にはきつめのサイズ感のものを選ぶのがおすすめ。
スコッチグレインの魅力④高いコストパフォーマンス
スコッチグレインを語る上で欠かせないのが、「高いコストパフォーマンス」です。
- 質の高い革を使用
- すべての靴にグッドイヤーウェルト製法を採用
という要素があるのに、スコッチグレインの革靴は3万円から購入できます。
10年スパンで使える革靴が3万円から買えるって本当にありがたいですよね。。
ちなみに、価格の差は使っている革の違いになります。
3万円クラス | 国産カーフ |
4万円クラス | ヨーロッパのカーフ |
5万円以上 | ヨーロッパの最高級カーフ |
というのがざっくりしたイメージですね。
3万円台だからといって、作りが粗いということは一切ありませんのでご安心を。
なお、3万円台の靴もコスパ抜群なのですが、4万円・5万円クラスのものだと、ヨーロッパの名ブランドの10万円クラスの革靴と同じレベルの革を採用しています。
スコッチグレインの魅力⑤全ての靴にシューキーパーがつく
スコッチグレインの革靴には、プラスチック製のシューキーパーが付属しています。
革靴を長持ちさせるためにも、シューキーパーは絶対に入れないといけないもの。
それを標準でつけているということは、「革靴を長く履いてほしい」というスコッチグレインの思いが伝わりますよね。
なお、型崩れを防ぐと言う意味では、プラスチックのシューキーパーで十分なのですが、消臭や除菌という部分まで考えると、「木製シューツリー」がおすすめ。
以下の記事には、木製シューツリーの効果やおすすめのシューツリーを書いていますので、あわせてご覧ください。
スコッチグレインの革靴のラインナップは?
スコッチグレインの魅力をご紹介したところで、スコッチグレインの革靴のラインナップを見ていきましょう。
ちなみにスコッチグレインの革靴は、革靴の形(ストレートチップやプレーントゥ等)によってではなく、コンセプトごとにモデル名が決められています。
そのため、同じ種類・モデル名の革靴の中にも、さらに形が異なるものがあるので、ご注意を。
今回は代表的なモデルを5つ厳選してご紹介していきます。
インペリアル(最高級モデル)
出典:http://www.scotchgrain.co.jp/imperial/
価格 | 5万円〜6万円 |
靴のタイプ | ストレートチップ、Uチップ、フルブローグ、セミブローグなど |
ヨーロッパの最高級カーフレザーを使用した、「インペリアル」シリーズ。
10万円クラスの本格的なイギリス靴にも負けない雰囲気を持っています。
革のみならず、シューレース(靴紐)も最高級のものを使っていたり、木製の純正シューツリーが付属したりと、「インペリアル」はスコッチグレインが誇る最高級の革靴。
価格は高めですが、同価格帯のものと比べると圧倒的に丁寧に作り込まれている逸品です
ビジネスシーンや冠婚葬祭まで、こだわりを持って長く履きたい方におすすめです。
オデッサ(4万円のハイグレードモデル)
出典:https://www.scotchgrain-shop.com/category-260/
価格 | 42,000円 |
靴のタイプ | ストレートチップ、ダブルモンク、Uチップ |
ヨーロッパのハイグレードカーフレザーを用いた、スコッチグレインの定番モデルである「オデッサ」。
細身のシルエットが非常にエレガントで、スーツスタイルに合わせたくなる革靴ですよね。
「モルドドレッシング」という、ウイスキーで湿らせた布を使ってクリームを塗る方法で仕上げられているので、光沢・ツヤ感があります。
また、レザーソールのつま先部分がゴムで補強されているので、擦り減るのを軽減してくれ、ソールの長持ちも期待できます。
出典:https://www.scotchgrain-shop.com/category-260/
ワンランク上の革靴が欲しい、スコッチグレインの良さを味わいたいという方には、定番モデルの「オデッサ」がおすすめです。
アシュランス(3万円台のエントリーモデル)
出典:https://www.scotchgrain-shop.com/category-260/black/
価格 | 32,000円 |
靴のタイプ | ストレートチップ、プレーントゥ、モンクストラップ、Uチップなど |
アシュランスは、スコッチグレインのロングセラーモデル。
クセのない正統派デザインの革靴なので、本格革靴のエントリーモデルとして最適です。
3万円台というリーズナブルな価格ながらも、厳選された国産カーフを使っているので、しっかりお手入れをすれば長く履けること間違いなし。
ちなみに、僕が持っているものも「アシュランス」です。
もう履いて4年になるのですが、余裕でまだまだ履けますね。
また、アシュランスの魅力の1つがソールです。
出典:https://www.scotchgrain-shop.com/category-260/black/
レザーソールにゴムを流し込んだソールを採用しているので、レザソールのカッコよさや通気性は持ちながらも、滑りにくい仕様になっているんです。
僕は普通のレザーソールの革靴も履きますが、やはりゴムのおかげでこちらの方が圧倒的に滑りにくく感じます。
3万円とはいっても品質はかなり良いので、ある程度のお手入れをしておけば長く履けますし、良いエイジングも見せてくれますよ。
革靴の手入れは全く難しくありません。
①脱いだらブラッシング
②シューツリーを入れるこの2つさえ徹底していれば、クリームを入れるお手入れは1ヶ月〜2ヶ月に1回でOK。
僕のスコッチグレインは、上の方法でケアをしてもう4年になりますが、まだ余裕で履けます。
経年変化が良い感じです。 pic.twitter.com/TwLo99ANHh
— ヒロシ@ファッションブログ (@footmuji) 2019年6月22日
初めての本格革靴を買おうと考えている方や、就職活動を控えた大学生の方に本当におすすめです。
シャインオアレイン(雨でも履ける)
出典:https://www.scotchgrain-shop.com/category-260/black/
価格 | 30,000円 |
靴のタイプ | ストレートチップ、Uチップ、セミブローグ |
スコッチグレインの名作の1つといわれる「シャインオアレイン」。
こちらは、国産カーフに撥水加工をした革を使っているので、雨の時でも快適に履けると評判です。
出典:https://www.scotchgrain-shop.com/category-260/black/
ソールも滑りにくいラバーソールを使っているので、濡れた路面でも快適に歩けますよ。
また、雨用の革靴ってなんだかデザイン的に微妙だったりしますよね。
なんとなく安っぽかったり、合皮っぽく見えたり。
しかし、このシャインオアレインは見た目の安っぽさは皆無。
まさに「シャイン」、つまり晴れの日でも履ける革靴になっています。
雨用の革靴、または雨でも晴れでも履ける革靴をお探しの方は必見の一足です。
匠シリーズ(アウトレット店専用)
出典:http://www.scotchgrain.co.jp/blog/outlet/
価格 | 3万円程度 |
靴のタイプ | ストレートチップ、プレーントゥ、Uチップなど |
アウトレットにしか売っていないモデルにはなるのですが、スコッチグレインには「匠シリーズ」というものがあります。
匠シリーズは3万円程度で購入できるのですが、ドイツのワインハイマー社やフランスのアノネイ社といった、世界的なタンナーのカーフレザーを使用しています。
ヨーロッパのグレードの高い革を使った革靴を、3万円で買える国産ブランドは他にありません。
もちろんアウトレットの革靴も、革質に定評のあるスコッチグレインが選んだものですから、質的には間違いなく高いです。
口コミなどでも、「匠シリーズの革質は本当にすばらしい」という声が多数あります。
スコッチグレインのアウトレットに行く予定のある方は、ぜひ「匠シリーズ」を見てみてください。
スコッチグレインは「匠ジャパン」で修理も受け付け。リーズナブルな価格でアフターフォローも万全
前述のように、スコッチグレインは「1つの革靴を長く履いて欲しい」という思いを持っているブランド。
その理念を体現すべく、スコッチグレインの修理専門の匠ジャパンという会社でアフターケアも受け付けています。
レザーソール交換 | 13,000円〜 |
ラバーソール交換 | 11,500円〜 |
ヒール交換 | 4,000円〜 |
ブランド純正の修理は値段が高い場合が大半なのですが、匠ジャパンは価格的にもかなりリーズナブル。
また、靴の修理は他の業者でもやってくれますが、匠ジャパンならば純正のパーツで修理してくれるので安心です。
修理してくれるほか、追加料金なしでピカピカに磨いてくれるのもうれしいポイント。
修理の手順も非常に簡単です。
- 匠ジャパンに靴を送る
- 匠ジャパンが修理内容・価格・期間などを確認&連絡
- 修理開始
- 修理が終わったら返送
という流れ。
つまり、修理にあたってどこかに行くということが一切ないので、非常に手軽なんです。
しかも、返送料や返送にあたっての代引き手数料は匠ジャパンが負担してくれます。
僕のスコッチグレインはまだ修理不要で履けますが、いずれ修理が必要になったら、そのときは匠ジャパンで修理しようと考えています。
スコッチグレインはどこで買える?取扱店舗を紹介
スコッチグレインには4つの直営店があります。
- 銀座本店
- ecute上野
- 東京ソラマチ
- 大阪
直営店は当然ながら品揃えが豊富ですし、直営店限定のモデルもあったりするので、見応えは十分。(詳しくはスコッチグレイン公式HPをご覧ください)
また、全国の百貨店などにも取り扱いがあります。
百貨店の場合はオデッサやアシュランスといった定番品が中心なのですが、それでも幅広く選ぶことができるかと思います。
という方には、オンラインストアがおすすめです。
スコッチグレインの公式オンラインストア はもちろん、Amazon
個人的なイチオシはAmazon
オンラインで靴を買うとなると、サイズ感の不安がつきまといますよね。
その点、Amazonならば購入者都合での返品も可能で、なおかつ返品送料もAmazonが負担してくれるので、試着感覚で注文できるんです。
結構な頻度で15%OFFセールも開催しているので、実店舗よりお得に買えますよ。
以下の記事に、Amazonで靴などを買うメリットをまとめていますので、あわせてご覧ください。
スコッチグレインのアウトレットならば、もっとお得に革靴が買える!
3万円台で、本格的な革靴が買えるスコッチグレインですが、アウトレットならばさらにお得に(2万円から)革靴を買うことができますよ!
このように心配する方もいるでしょう。でもそんな心配は無用。
スコッチグレインはアウトレット品も全てグッドイヤー製法の革靴ですし、社長自らが目利きした良質な革を使っています。
検品の段階でほんのわずかなシミやキズが見つかった革を、アウトレット用の革靴に回すことで、低価格の革靴を提供しているんです。
シミやキズがあるといっても、見た目には全くわかりません。
僕も実際に何度かアウトレットに足を運んだことはありますが、正規のものと見分けが全くつきませんでした。
アウトレットならば2万円から本格靴が買えますし、また前述した「匠シリーズ」も3万円です。
以下の記事には、スコッチグレインのアウトレットについて詳しく書いています。
こちらもあわせてお読みください。
スコッチグレインは革靴初心者から玄人までおすすめ。特にビジネスマンは持っておきたい
- すべての革靴に本格的なグッドイヤーウェルト製法を採用
- 革のクオリティが高く、楽しみながら長く愛用できる
- 3万円から(アウトレットは2万円から)というリーズナブルな価格
- ヨーロッパの最高級レザーを使ったモデルもある
これらの理由から、スコッチグレインは革靴初心者の方から革靴玄人の方まで満足できるブランドになっています。
3万円程度のエントリーモデルでも、革靴を履いたり磨いたりして「育てていく」楽しさを味わえます。
また、10年スパンで履けるので、毎日革靴を履くビジネスマンの方にもぴったりですね。
1万円の靴を履きつぶすよりも、スコッチグレインの3万円の靴の方が結果的に安く済むなんてことも十分あり得ます。
ヨーロッパの一流ブランドに匹敵するようなグレードの革を使ったものもあるので、革靴が好きな方も満足できること間違いなしでしょう。
まだスコッチグレインの革靴を履いたことがない方は、ぜひチェックしてみてください!