こんにちは。ヒロシです。
こんな人もいらっしゃいますよね。
そこで今日は、
- 革靴初心者が選ぶべき革靴はどんなものか
- 革靴初心者におすすめしたいブランド
- 初心者でもできる革靴のお手入れ方法
について、革靴を愛している僕がまとめていきます。
革靴初心者の方がどのような革靴を選べばよいのか、またどのように日々のお手入れをしていけばよいのかが分かる内容になっていますので、革靴に興味を持ち始めたという方はぜひ参考にしてみてください。
初心者・ビギナーが選ぶべき革靴は?
まず、革靴初心者の方はどのような革靴を選べば良いのかについてです。
価格・種類(形)・ソール(靴底)の観点から解説していきます。
革靴初心者は3万円以上の革靴を購入しよう
革靴は3万円以上のものを購入するようにしましょう。
革靴初心者の方の中には、「革靴に3万円は高い」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、3万円の革靴は非常にコストパフォーマンスが良いのです。
というのも、3万円の革靴は本格的な革靴作りに使われる「グッドイヤー製法」を採用しているから。
グッドイヤー製法の革靴はソールやヒールの交換が可能なので、10年以上履くことができますし、また履いているうちにどんどん履き心地も良くなります。
また、3万円の革靴は使っている革の質も良く、手入れをしながら革を育てる楽しさを味わうことができます。
つまり、革靴を長持ちさせるという意味でも、革靴を履く楽しさを味わうという意味でも、3万円の革靴は非常にコストパフォーマンスに優れているのです。
このあたりについては、以下の記事で詳しくまとめているので、あわせて読んでみてください。
革靴初心者には「外羽根プレーントゥ」がおすすめ
「革靴」といってもいろいろな形があるので、どんなものを選べば良いのか迷ってしまいがち。
そんな中でも、革靴初心者には「外羽根のプレーントゥ」をおすすめします。
外羽根プレーントゥとは、以下のような形の革靴のこと。
装飾のない上のようなデザインの革靴を「プレーントゥ」と言います。
ちなみに内羽根と外羽根の違いは、紐を通す部分の形にあります。
左の靴のように、紐を通す部分とアッパー全体が一体となっているタイプを「内羽根式」と言います。
一方、右の靴のように紐を通す部分がアッパー全体の上についている形が「外羽根式」です。
ちなみに、一般的に内羽根式はドレス・フォーマル向けで、外羽根式はカジュアル向けとなります。
革靴初心者に「外羽根プレーントゥ」をおすすめする理由は、「ON-OFF問わず履けるから」です。
高いお金を出して買うはじめての本格的な革靴ならば、いろいろなシーンで履けるものの方が良いですよね。
外羽根のプレーントゥシューズは、私服と合わせたときに全体を大人っぽくまとめてくれる便利アイテム。
また、外羽根式はカジュアル寄りと前述しましたが、プレーントゥは装飾がないために冠婚葬祭やビジネスなどのフォーマルな場所にも履くことができます。
なお、外羽根プレーントゥを履くべき理由については、以下の記事で詳しくまとめていますので、あわせて読んでみてください。
革靴初心者は「ラバーソール」の革靴を選ぼう
革靴の中には、ソール(靴底)が革でできた「レザーソール」のものと、ゴムでできた「ラバーソール」のものがあります。
革靴初心者の方は、「ラバーソール」の革靴を選ぶようにしましょう。
ラバーソールには、
- 滑りにくい
- お手入れが楽
- 地面が濡れているときでも履ける
というメリットがあるからです。
つまりラバーソールの方が扱いが楽なので、初心者の方にはぴったり。
なお、以下の記事ではラバーソールの中でも特におすすめの「ダイナイトソール」についてまとめていますので、参考にしてみてください。
初心者が革靴を選ぶ際にはフィッティングにも注意
革靴初心者の方がやりがちなのが、フィッティング(サイズ合わせ)のミスです。
革靴は最初からジャストサイズのものを選んでしまうと、履いているうちにサイズが合わなくなってきてしまうのです。
というのも、革靴は履き込んでいくうちに革が伸びたり、インソールが沈んだりするから。
実際に僕も、最初の革靴はフィッティングを間違えてしまいました。
長く愛用できるようにするためには、「ちょっときついな」と感じるくらいのサイズ感の革靴を選ぶようにしましょう。
以下の記事では、革靴のサイズ選びを間違えた僕の体験談を踏まえて、どんなサイズ感の革靴を選ぶべきかについて詳しくまとめています。
革靴初心者におすすめしたいブランド【最初の一足に最適】
革靴初心者が最初の一足を選ぶのに最適なブランドとして、以下の6ブランドがおすすめです。
- SCOTCH GRAIN
- Jalan Sriwijaya
- RENDO
- 42nd ROYAL HIGHLAND
- 宮城興行
- Berwick
いずれも長く愛用できるグッドイヤー製法を採用していていながらも、3万円台で購入できるブランドです。
上でご紹介したブランドはコストパフォーマンスに優れているので、最初の一足を買おうと思っている革靴初心者に最適。
なお、それぞれのブランドの詳しいご紹介については以下の記事に書いていますので、あわせてお読みください。
革靴初心者がやるべき革靴のメンテナンス・お手入れ
大事に長く履くためには、しっかりとしたメンテナンスをすることが欠かせません。
革靴のメンテナンスは大きく分けて、「日常的に行うお手入れ」と「月に1回程度行うお手入れ」があります。
日常的な革靴のメンテナンス方法
日常的な革靴のメンテナンス・ケアとして「ブラッシング」と「木製シューツリーを入れて保管」の2つがあります。
革靴を脱いだらブラッシング
革靴のケアとして最も大事なのが、脱いだ後のブラッシングです。
革靴を履いているとどうしてもホコリや汚れがつきますが、それをそのまま放置していると革の劣化を早めてしまう原因になります。
そのため、「靴を脱いだらブラッシング」を徹底させて、靴についたホコリをしっかりと落としてあげましょう。
やり方はとても簡単で、やわらかい馬毛のブラシで靴全体を磨いてあげればOK。
このブラッシングをやれば、それだけでツヤ感も出ますし、靴を長持ちさせることができます。
数分で終わりますので、忘れずにブラッシングをするようにしましょう。
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木製シューツリーを入れる
革靴を履いていないときは、木製のシューツリーを入れて革靴を保管するようにしましょう。
木製のシューツリーは靴の形を整えるのみならず、靴の中の除菌や除湿などいろいろな効果があります。
シューツリーを入れておくだけで革靴の寿命を延ばすことができるので、革靴1足に1セットの木製シューツリーを用意するようにしましょう。
なお、シューツリーの効果については以下の記事に詳しく書いていますので、あわせてご覧ください。
月に1回程度、クリームを使って革靴のお手入れをする
日常的なケアとしてはブラッシングとシューツリーでOKなのですが、1ヶ月〜2ヶ月に1回のペースで本格的な靴磨きを行いましょう。
具体的には、革にクリームを塗って栄養を補給させていく感じです。
また傷がついたりしている場合には、色付きのクリームを入れていきます。
手順としては、
- ステインリムーバーで汚れ落とし
- クリームを塗っていく
- ブラッシングをしてクリームをなじませる
- 防水スプレーをかけて完成
という感じ。
詳細な靴磨きの手順については、以下の記事に書いているのでぜひ読んでみてください。
革靴初心者には、「靴磨きセット」がおすすめ
上の参考記事(靴磨き)でも書いたのですが、革靴のお手入れをするとなると、色々なものが必要になります。
具体的には、
- 馬毛ブラシ
- 豚毛ブラシ
- デリケートクリーム
- 色付きのクリーム
- ステインリムーバー
といったところ。
これら全てを揃えようとするとかなり大変なので、初心者の方は「靴磨きセット」を購入するのがおすすめです。
靴磨きセットは、靴磨きに必要なアイテムが全部入ったスターターキットのこと。
ちなみに僕も最初は靴磨きセットを購入しました。
1つ1つの容量は少ないのですが、3,000円程度でケア用品が揃えられるため、革靴初心者の方に最適。
クリーム等は個別にも売っているので、靴磨きセットのものがなくなったらバラで買い足せばOKです。
初めて本格的な革靴を購入したという方は、あわせて靴磨きセットも用意するのをおすすめします。
履いているうちにヒールやソールが削れてきたら…
革靴を履いていると、ヒールやソールが削れてきてしまいます。
そのような時には、靴の修理屋さんに持っていきましょう。
なお、目安としては(履く頻度によりますが)…
- ヒール交換(3,000円程度):1年〜2年に1回
- ソール交換(1万円〜2万円):3年〜5年に1回
といったところ。
なお、どこまで削れたらヒールを交換するべきかについては、以下の記事で詳しくまとめていますので、参考にしてみてください。
まとめ
初心者向け革靴ガイドとして書いた本記事をまとめておきます。
- 革靴は、3万円以上のグッドイヤーウェルト製法のものを選ぶ
- ON-OFF問わずに履ける「外羽根のプレーントゥ」が最初の一足にはおすすめ
- 日常的にはブラッシングを行い、月に1回程度本格的に靴を磨く
- 革靴のケアについては「靴磨きセット」を買うのがおすすめ
- 革靴は木製シューツリーを入れて保管する
革靴は履き込んでいくうちにどんどん履きやすくなっていきますし、見た目にも味が出てカッコよくなります。
普通に履いて普通にケアをしているだけでも、以下の記事のように変化を遂げるのも革靴の面白さ。
ぜひ一緒に革靴を楽しみましょう!
今回は以上になります。ありがとうございました。