こんにちは。ヒロシです。
セントジェームスは、フレンチカジュアルを代表するブランド。
中でも「ウエッソン」は、ボーダーカットソーの名作中の名作です。
ただ「他と何が違うのか」や「サイズ感・サイズ選び」等を疑問に感じる人は多いです。
そこで今回は「ウエッソンの本当の魅力やサイズ感」を徹底レビューします。
レビュー内容
- セントジェームス・ウエッソンの魅力
- 逆にデメリット・注意点
- ウエッソンのサイズ感と縮み
- セントジェームスに関するよくある疑問
- ウエッソンを使ったコード
ちなみに僕は、セントジェームス・ウエッソンを5年以上着ています。
その中で感じた魅力はもちろん、注意点・デメリットも正直に書いていきます。
ただ最初に言っておくと、ウエッソンは間違いなく「名作」です。
買って後悔することは、まずないと言えるでしょう…
セントジェームスのバスクシャツ・ウエッソンの概要とディテール
「セントジェームス」は、フランス・ノルマンディー地方で生まれた老舗ブランド。
中でもこちらの「ウエッソン」は、ブランドを代表する名作アイテムです。
1889年の創業以来、フランスの自社工場にて一貫生産されています。
ウエッソンは長く愛されている、定番のバスクシャツです。
以下にて、ウエッソンのディテールを見ていきます。
絶妙な開き具合のボートネック
セントジェームス・ウエッソンは、程よく横に開いたボートネックが特徴的です。
元々は「濡れた手でも着脱しやすいように」と、バスクシャツに採用されたディテール。
ウエッソンは開き具合が絶妙で、すっきりした印象を与えてくれます。
やや短い9分袖
袖は9部袖で、ふつうの長袖Tシャツよりもやや短め。
袖口から手首がのぞくので、こなれた印象になります。
腕時計がしっかり見えるので、合わせてコーディネートしても良さそうです。
元々は「袖口が濡れたり、機械に引っかからないように」袖は短く作られました。
実用性を重視したディテールが、現代のファッション的にも生きています。
ガシッとしたコットン素材
素材はコットン100%。
かなり厚手でガシッとした素材感なので、非常にタフな作りになっています。
最初は少しゴワッとして固い印象ですが、着用と洗濯を繰り返すことで、どんどん柔らかくなって体になじんでいきますよ。
風合いも良くなっていくので、自分で育てていくように着られるのも魅力です。
バスクシャツは、ボートネック・9部袖・厚手のコットン素材が大きな特徴のアイテム。
その元祖とも言える「ウエッソン」は、古き良きバスクシャツの魅力を踏襲しています。
【レビュー】5年着たセントジェームス・ウエッソンの魅力・メリット
セントジェームスの定番バスクシャツである「ウエッソン」。
僕が実際に5年ほど愛用して感じる、ウエッソンの魅力を深掘りしていきます。
①:良質な生地・作りによる抜群の耐久性
セントジェームスのウエッソンは、とにかく丈夫で長く着られるのが魅力。
5年着ていますが、非常にタフで堅牢な雰囲気。
着用・洗濯を繰り返してもヘタらず、風合いが増して馴染んでいきます。
カットソーは基本的に消耗品ですが、セントジェームスは例外。
風合いの変化も含めて、育てながら長く着られますよ。
②:1枚でも重ね着でも。1年中活躍する
ウエッソンは着られる時期が長く、1年中活躍します。
暖かい時期は、1枚でサラッと。
すっきりした首元や9部袖が、良い抜け感を出してくれます。
生地感も肌にまとわりつく感じはなく、割とサラッとした触り心地。
さすがに真夏は厳しいですが、初夏くらいまでは問題なく着られます。
またウエッソンは生地が厚手で、かつなじみやすい素材感。
下にシャツを挟んで、スウェットのような使い方も定番です。
着丈と袖丈がやや短めにできているので、良いバランスでシャツが覗きます。
生地も馴染みやすく、窮屈さはありません。
暖かいコートを羽織ったり、インナーダウンを着たりすれば、寒い冬の時期でも十分に対応可能です。
春夏は1枚で着られて、秋冬はシャツの上に重ねて。
使える幅が本当に広いので、1年中活躍すること間違いなしです。
③:普遍的だから流行に関係なく着られる
ウエッソンは、普遍的なデザインのバスクシャツ。
流行に関係なく、長く着られるのもメリットです。
セントジェームスは1889年に創業し、中でもウエッソンは定番中の定番アイテムです。
セントジェームスの代表的なコットンシャツ、OUESSANT(ウェッソン)は創設以来ボートネック、長袖のほぼ原型のモデルを保っており、改良を加える余地がないほど完成度の高い製品です。
100年以上も変わらないのですから、その普遍性も肯けます。
ちなみに、日本に上陸したのが1980年代。
日本で40年ほども愛されている=今後も定番として残り続けるでしょう。
セントジェームス・ウエッソンは、廃れることがない名作。
1着持っておくと、何年も愛用できること間違いなしでしょう。
【正直に話す】セントジェームス・ウエッソンのデメリット・注意点
ウエッソン、は5年愛用するレベルには素晴らしい名品。
しかし、注意点・デメリットが2点あるので正直に話します。
①:襟のタグがめくれることがある
よく言われることですが、たまに襟のタグがめくれます。
(めくれていると少し恥ずかしいです。笑)
ただ、以下の2つを行えば特に問題なし。
- 着る前には襟のめくれをチェックする
- 定期的に襟元に軽くアイロンをかける
ほんのちょっと気をつければ、襟のめくれは気にしなくて大丈夫かと。
②:内側のタグが擦れて痛いことも
これは、内側の背中付近についているタグです。
タグが何枚か重なっている上、タグの素材自体もかなりしっかりしています。
素肌の上に直接着ると、そのタグが擦れて結構痛いです。
ただ、インナーに1枚挟めば全く問題なし。
タンクトップ等の襟の開いたものを着ると、外からも見えないのでおすすめです。
【サイズ選びのコツは?】セントジェームス・ウエッソンのサイズ感・縮み
セントジェームスは、サイズ選びが結構難しいと言われます。
- 独特なサイズ表記
- 洗濯による縮みが大きい
理由は上記の2点で、特に通販だとサイズ選びに迷いがちです。
以下にて、僕の実体験を通じたサイズ感・サイズ選びのコツを解説します。
セントジェームスのサイズ表
T0 | T1 | T3 | T4 | T5 | T6 | |
レディース | S | M | L | |||
メンズ | S | M | L | XL |
サイズ表記は、T0〜T6の6サイズあります(なぜかT2がありません)。
上の表が日本のサイズとの対応になりますが、あくまで「目安」です。
セントジェームス・ウエッソンのサイズ感と縮み
177cm63kg・普通体型の僕は、T5を選びました。
縮み・サイズ感について、経験をもとにお話しします。
ウエッソンはどれくらい縮む?
実寸で3cmほど縮みました。
- 洗濯前:着丈70cm 身幅53cm 袖丈56cm
- 洗濯後:着丈67cm 身幅50cm 袖丈53cm
(ちなみに数えられないくらい洗濯したので、完全に縮み切っています)
「3cm縮む=1サイズ分コンパクトになる」イメージです。
ウエッソンのサイズ感は?
177cm63kg・普通体型の僕が、縮み切ったT5を着てみるとこんな感じ。
着用感としては、着丈や袖丈はちょうど良い感じ・身幅は少しゆったり目。
全体的に「ややゆるめのジャスト」と言ったところです。
セントジェームス・ウエッソンのサイズ選びのコツ
ウエッソンは、迷ったら大きいサイズor1サイズアップで選ぶのがおすすめ。
理由は以下の4つです。
- 普段or小さめサイズを選ぶと、縮んだ時に着丈が短すぎる可能性
→着られなくなる - 着丈と袖丈がやや短めの作り
→大きめを着てもバランスが取れる - 縮み切った状態でも大きい場合
→乾燥機でさらに縮ませることも可能 - 船乗りは元々大きめサイズのバスクシャツを着ていた
→大きめの方がルーツに合っている
実用性・シルエット・ルーツの面で、大きめが適しています。
実際に177cmの僕もT4とT5と迷いましたが、縮みを考慮してT5を選びました。
T4だったら、着丈が短くてつんつるてんになっていた可能性大です。
「T5で正解だったな」と強く感じますね。
セントジェームス・ウエッソンに関してよくある質問
セントジェームスのウエッソンに関して、よくある質問は以下の3点。
- 無地やボーダーなどの豊富なラインナップの中でおすすめは何か?
- 楽天やAmazonで売っている「ギルド」は偽物?
- ケアや洗濯の方法は?
それぞれ詳しく回答します。
①:ボーダー・無地等の中でおすすめのカラーは?
ボーダーならば、「エクリュ×マリン」または「マリン×エクリュ」がおすすめ。
エクリュは生成り色、マリンはネイビーで、セントジェームスの定番的な色味です。
出典:https://www.nines-international.com/product/3110
ナチュラル感のある生成り色・ルーツである海を感じさせるネイビーのコンビネーション。
セントジェームスの鉄板カラーなので、まず間違いないかと。
無地ならば、ブラックやグレーがおすすめ。
バスクシャツはカジュアルな雰囲気が強いですが、ブラックやグレーなら程よくシックな印象が出ます。
出典:https://wear.jp/pjtamug/14643448/
使いやすさで言えば、ボーダーよりも上ですね。
定番のボーダーを1枚持っている方、シックにウエッソンを着たい方におすすめです。
②:楽天やAmazonにある「ギルド」は偽物?
結論、ギルドは本物です。
ウエッソンとギルドは、輸入経路が違います。
- ウエッソン:日本でのみ流通しているモデル
→日本の代理店による、正規輸入品 - ギルド:本国のフランスなど、海外で流通しているモデル
→正規代理店以外の業者による並行輸入品
上記のとおりですね。
実際に海外のセントジェームス公式サイトでは「ギルド」の名前で販売されています。
出典:https://www.saint-james.com/us/men/guildo-r-a-unisex-breton-stripe-shirt.html
正規輸入のウエッソンは、当然ながら定価での販売です(10,800円+税)。
しかしギルドは並行輸入であり、業者独自のルートで安く仕入れられるのでしょう。
必然的に、ウエッソンよりお得に買えるんです。
ギルドは決して偽物ではないので、楽天やAmazonで安心して購入して大丈夫ですよ。
関連記事:偽物って本当?セントジェームス ・ウエッソン とギルドの違い
③:洗濯やケアの方法
洗濯は「洗濯機のみ」です。
(↑セントジェームスにある洗濯の注意書きのタグ)
普通に洗濯機でガンガン洗ってOKなので、服のケアが面倒な方にも嬉しい限り。
気にせずに着られますよ。
ちなみに、僕は念のため「裏返す→ネットに入れて」から洗っています。
逆にたったこれだけの手間で5年以上も着られるわけですから、超コスパ良いです。
セントジェームス・ウエッソンを使ったコーデ【メンズ・レディース】
最後に、セントジェームスのウエッソンを使ったコーディネートを見ていきます。
セントジェームス・ウエッソンのメンズコーデ
- Tops:SAINT JAMES OUESSANT
- Pants:フランス軍・M52
- Shoes:adidas originals STAN SMITH
これは僕です。
ウエッソンにチノパンを合わせた、かなりシンプルなコーデ。
どんなアイテムとも合うので、パンツをデニムにしたり、上からコートを羽織ったりしても使えます。
本当に使いやすいですよ。
セントジェームス・ウエッソンのレディースコーデ
出典:https://wear.jp/yuuuiyuuui/12076061/
レディースの場合、ウエッソンをインしてトップスをすっきりまとめるのも非常におしゃれですよね。
黒のウエッソンとベージュのフレアの効いたロングスカートが良く合っています。
【まとめ】セントジェームス・ウエッソンは1枚あると超便利。長く使える最強アイテム
5年着ているセントジェームス・ウエッソンをレビューしました。
年中着られて、本当に合わせやすい普遍的な名作です。
非常に丈夫で長く着られるので、買って後悔することはあり得ないはず。
実は、僕はウエッソンを一度着なくなったのですが、最近発見して良さを再認識しました。
やはり「名作の名作たるゆえん」ですね…
サイズ選びは難しいですが、本記事で触れたように「1サイズ大きめ」を選べばOK。
最初は大きいでしょうが、縮むことで良いバランスで着られますよ。
ボーダー・無地を問わず、ラインナップはかなり豊富。
ただサイズ欠けも結構あるので、お早めにチェックしてみてください。