こんにちは。ヒロシです。
2つの違い・両方履いたことがある人の意見が知りたい。
「コンバース・オールスター」は、超がつく定番スニーカー。
いろいろな種類がある中で、日本製とCT70は高級版的な立ち位置にあります。
(厳密には「CT70」は高級版ではありませんが)
しかし、ここで迷うのが「日本製とCT70はどっちが良いのか」です。
そこで今回は、日本製とCT70を7つの観点から徹底比較していきます!
本記事の内容
- 日本製オールスターとCT70を徹底比較
- 日本製とCT70は、それぞれどんな人におすすめ?
この記事を書いている僕は、もちろん日本製・CT70ともに履いたことがあります。
本記事を読むことで、後悔や失敗なくオールスターを選べるはず。
3分ほどで読めるので、ぜひ最後までお付き合いください。
コンバース・日本製オールスターとCT70の概要
前提として、日本製とCT70は、両方とも「コンバース・オールスター」の一種。
最も大きな違いは「企画・販売している会社」です。
コンバースは、会社自体が「コンバースJAPAN」と「コンバースUSA」の2つに分かれています。
まずは、日本製とCT70をそれぞれ軽く触れておきます。
日本製オールスターとは
出典:https://item.rakuten.co.jp/bingoya-webstore/
日本製オールスターは、コンバースジャパンが手がける「オールスター」の高級版。
7,000円くらいの通常版オールスターとは異なり、福岡県・久留米にある「ムーンスター」の工場で作られています。
通常版オールスターと日本製の違い
- ムーンスターの職人によるヴァルカナイズド製法
→高い耐久性・優れた履き心地 - アッパーは上質なコットンキャンバス素材
→通常版よりも耐久性・馴染みの面で上 - シューレースもコットン100%
→通常版は化学繊維 - ヒールパッチには「MADE IN JAPAN」の刻印
一見するとあまり変わりませんが、通常版とは何もかも違いますね。
普通のオールスターとは一線を画しており、履けば違いが実感できます。
定価は約1万3,000円と、通常版オールスターの約2倍。
確かに少し高めですが、相応の価値のあるモデルになっています。
CT70とは
前述のとおり、CT70とは「コンバースUSAが手がけているオールスター」です。
1970年代の「チャックテイラー」を復刻したモデルで、ヴィンテージ感あふれるデザインが目を引きます。
CT70の特徴
- 日本への輸入が禁止←海外限定モデル
- コットンキャンバス素材
- サイドを当て布で補強
- コットン100%のシューレース
- ソールが分厚い
- 70年代のチャックテイラーを象徴する「三つ星」のヒールパッチ
特に生成りがかったトゥやソール、サイドの当て布がアクセントですね。
ツヤ感もあり、ヴィンテージ感・こなれた雰囲気を味わえます。
なお、このCT70は通常日本では買えません。
コンバースジャパンの運営元の伊藤忠商事が、コンバースUSAの輸入を禁止しているからです。
ただ、個人の古着屋やセレクトショップであれば、日本でも買うことができます。
(営利目的の輸入はNGなので法的にはグレーですが汗)
ちなみに、国内のショップでの価格は2万円弱です(海外の定価は9,000円ほど)。
その購入方法も記事の中で解説しています!
補足:CT70 OXとは【違いを解説】
海外通販サイトのSSENSEでは、CT70の商品名が以下になっています。
- CONVERSE Chuck 70 OX スニーカー
- CONVERSE Chuck 70 ロー スニーカー
- CONVERSE Chuck 70 ハイ スニーカー
そこで「OXって何?」との質問をよくいただきます。
結論、OXとは「Oxford=オックスフォード」の略です。
「Oxford=ローカット」の認識でOKです。
短靴を「オックスフォードシューズ」と言いますよね。
つまり「ロー」と「OX」がローカットであり、上の「ハイ」がハイカットです。
また「ロー」と「OX」は同じローカットで、発売時期が違うに過ぎません。
僕がCT70を購入した2020年時点では「ロー」表記でしたが、2021年に入荷したモデルから「OX」表記になりました。
見たところ差はない上、特にコンバースから仕様変更のアナウンスはありません。
「OX=ローカット」の認識で問題ないかと。
(SSENSE以外のサイトでは、2020年以前からOX表記でしたし)
コンバース・日本製オールスターとCT70を7つの観点から徹底比較。違いはココ
日本製とCT70では具体的に何が違うのかを見ていきましょう。
比較ポイントは以下の7つです。
- トゥ(つま先)
- ヒールパッチ
- アッパーの素材
- シューレース(靴紐)
- 履き心地
- サイズ感
- 価格
「それぞれのポイントでどちらが優れているか」もお話ししていきます。
①トゥ(つま先):どちらもシャープでカッコいい
トゥ(つま先)は、どちらも日本で売っている通常版に比べて、シュッと小さい形。
両方とも非常にシャープで洗練された雰囲気がありますね。
日本製オールスター
出典:https://item.rakuten.co.jp/schott/
CT70
トゥの形に関しては、甲乙付け難いかなと感じます。
7,000円ほどの通常版は少し野暮ったさがありますが、日本製・CT70ともにその心配は無用です。
違いを挙げるとすれば、「色味」ですね。
日本製は結構パリッとしたホワイト。
一方でのCT70は生成色のような色味で、かつツヤも強めです。
CT70のトゥ
「ヴィンテージっぽい雰囲気が強い方が好きか」が好みの分かれ目でしょう。
単純に好みの問題なので、どちらが良いとかは断言できません。
よって、トゥに関しては引き分けです。
ヒールパッチ:CT70が優れている
ヒールパッチはCT70の方がカッコいいです。
CT70のヒールパッチは、70年代と同じ「三つ星」の仕様。
これがやっぱりカッコいいですよね。。
一方で日本製オールスターは、通常のロゴの下に「MADE IN JAPAN」が入っています。
出典:https://www.beams.co.jp/item/beams/shoes/
特別感があって普通に良い感じなのですが、やはり三つ星には負けるかなと。
「三つ星」と「MADE IN JAPAN」のどちらが良いかは、個人の主観による部分です。
しかし、特別感ではCT70の方が上=ヒールパッチはCT70に軍配が上がります。
アッパーの素材:日本製の方が上
アッパーはどちらもコットンキャンバス生地。
しかし、アッパーに使われているコットン素材の質は日本製の方が上ですね。
日本製の方が素材のキメが細かい上にツヤがあり、見た目に高級感があります。
日本製オールスター
出典:https://www.magaseek.com/product/detail/id_502965039
CT70
写真ではあまり違いが分かりませんが、やはり「少し差があるな」と実感します。
しかし、これは当たり前といえば当たり前です。
CT70は海外の通常モデルなのに対して、日本製モデルは高級版ですからね。
ただ、CT70のコットン素材も厚みがあり、決して悪くはありません。
サイドも当て布で補強されており、耐久性の面でもしっかり作られています。
日本で売っている普通のオールスターよりは明らかに良質。
しかし、日本製に比べると少し劣るかなという感じです。
シューレース:やや日本製が上
通常のオールスターは、シューレースが化学繊維なので少し安っぽく見えます。
ただ、同じコットン製でもシューレースの質は日本製が上かなと。
日本製の方がギュッと目が詰まっていて、自然なツヤがあるんですよね。
日本製オールスター
出典:https://zabou.org/2018/09/14/178222/
CT70
写真では少し分かりづらいですが、日本製の方がシックな雰囲気があります。
ただ、シューレースも定価の差を考えれば致し方ない部分です。
CT70もコットン100なのでもちろん悪くありません。
逆にアメリカらしいラフさが好みの方もいると思います。
総じて使っている素材・パーツは、高級版である日本製に軍配が上がる印象です。
履き心地:CT70が上
履き心地はCT70の方が上ですね。これは断言できます。
ちなみに、アウトソールはどちらも大差なし。
「Addict」等を除き、オールスターのアウトソールは基本的にこんな感じです。
違いとしては「インソール」です。
CT70のインソールは、ご覧のようにかなり分厚い作り。
クッション性が普通のオールスターとは段違いで、長時間履いていても疲れにくいです。
さらに、ミッドソールも効いています。
ご覧のように、ジェルような素材が使われています。
青いプニプニのミッドソールが、しっかりと衝撃を吸収してくれるんです。
インソールとミッドソールが素晴らしいので、CT70は全然足が痛くなりません。
一方、日本製のインソール・ミッドソールにはここまでの工夫はありません。
ヴァルカナイズド製法&しなやかで柔らかいコットン素材のおかげで、足なじみは確かに良いです。
しかし、長時間履いていると結構足にきますね。。
一日中歩き回ること等を考えると、履き心地は非常に大事な要素。
僕の経験上、履き心地の観点ではCT70に軍配が上がります。
サイズ感:同じくらい
サイズ感はいろいろと言われていると思います。
しかし、基本は「同じくらい」と考えればOKかと。
(それは以下です)
つまり、日本製での失敗を踏まえてCT70を選ぶ→良い感じでした。
日本製もCT70も、オールスターは比較的細めの作りです。
ジャストで履けるマイサイズから「0.5cm〜1cmくらい大きめ」を選ぶと良いかと。
またオールスターはデカ履きできるので、サイズ感を気にしすぎなくて大丈夫。
迷ったら大きめがおすすめです。
(それぞれのサイズ感について詳しくまとめています)
価格:同じくらい
価格は「同じくらい」です。
どちらも1万円台前半で手に入ります。
確かに日本製は定価で1万3,000円ほど・CT70は日本で買うと2万円くらいします。
しかし、以下の方法だと同じくらいです。
関連記事:まさかの偽物?SSENSEの通販でCT70を最安値で買ってみた結果…
Amazonだと返品無料のものがあったり、SSENSEも日本からの返品が無料です。
サイズ選びに迷った場合には2サイズ買えば、通販でも問題なく買えますよ。
更新情報:2021年10月
現在SSENSEにて、CT70の販売が停止されています。
他の海外通販サイトでも取り扱いがなくなってしまいました…
(現状最も安く買えるのはAmazon等ですね)
コンバース・オールスターは、日本製とCT70のどっちがおすすめか?
これは完全に好み・趣味嗜好の問題ですね。。。
甲乙つけがたい。
とはいえ、どっちが良いか決めかねている方もいるはず。
以下にて、日本製とCT70はそれぞれどんな人におすすめか書いておきます。
①:日本製オールスターがおすすめな人
- 上品かつ綺麗に、オールスターを履きたい人
- 日本で気軽に買えた方が良いと思う人
- クオリティ重視の人
基本的に「上品さ・高級感」を求めるなら日本製がおすすめ。
素材や作りは文句なく良いですし、通常版よりも明らかに高級感があります。
出典:https://item.rakuten.co.jp/bingoya-webstore/
(CT70は作り自体は若干ラフなところも否めません)
また、通販や店舗で気軽に買えるのも日本製のメリット。
入手性では、客観的に日本製の方が優っています。
(2024/10/29 15:04:30時点 Amazon調べ-詳細)
②:CT70がおすすめな人
- ナチュラル系のコーデ・古着が好きな人
- 三つ星にこだわりがある人
- 履き心地重視の人
ヴィンテージモデルのCT70は、ナチュラル系・古着を使ったコーデとの相性が抜群。
着こなしにこなれた雰囲気・味を出してくれますよ。
②と③は言わずもがなですね。
三つ星も履き心地もCT70の良さなので、こだわりがある方はCT70一択です。
履いてみないと分からない部分なので、ぜひ体感してほしい…
【まとめ】日本製オールスターとCT70は、どちらも間違いのない名作スニーカー【コンバース】
日本製オールスターとCT70を、7つの観点から比較をしました。
いろいろ書きましたが、どちらも選んで間違いのない名作です。
日本製もCT70も、普通とは違う特別感があります。
また、見た目も履き心地も通常版より確実に上です。
細かな仕様は異なり、まさに「似て非なる」スニーカーです。
ただ、どちらを選んでも後悔することはないかと。
ご自身の好きなコーディネート・趣味にあわせて選んでいくのがおすすめです。
ちなみに僕は、以前は上品さ魅力の日本製を履いていましたが、今はCT70派です。
CT70のヴィンテージ感・履き心地が本当に気に入っています。
どっちも良いスニーカーなので、両方買ってみても良いかもしれません。
2足あっても確実に使えますからね。
なお、日本製もCT70も人気なので、お早めにチェックすることをおすすめします。
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