こんにちは。ファッションブロガーのヒロシです。
冬に着るアウターの定番であるウールメルトン素材のコート。
そんなメルトン素材のコートですが、実は実用性や機能性等を総合的に考えるとあまりおすすめしないという内容の記事を書きました。
「だったら何を着ればいいの???」
という声も聞こえてきそうですが、冬アウターにはナイロン(もしくはロクヨンクロス)素材のコート+インナーダウンをヒロシはおすすめします。
ナイロン素材とは
あらゆるものに使われるナイロン素材。生活に欠かせない繊維の一つですね。
もともとは1936年にアメリカのデュポン社が開発した世界初の合成繊維だそうです。
非常に軽量かつ、水や風にも強い丈夫な素材であるため、アウトドア用品や軍モノにも多く使われています。
また、家庭用洗濯機でも用意に洗えるので、非常に扱いやすい素材です。
ナイロンってどんな素材?特徴とお手入れ方法を徹底解説 – 大人STYLE GUIDE
ロクヨンクロス(60/40クロス)とは
ロクヨンクロスとは、コットンを60%・ナイロンを40%混紡させた素材です。
アメリカのアウトドアブランドである「シエラデザインズ」が1960年に開発したものだそう。
コットンにナイロンが混紡されることで防風性が高まるのに加え、雨の時にはコットンが湿気を吸収して膨張することで撥水性が高まります。
また、天然素材であるコットンは経年変化もしていくので、自然な風合も増していくのです。
ナイロン or ロクヨンクロス素材のアウターがおすすめな5つの理由
僕が一年を通して愛用しているTEATORA(テアトラ)のデバイスコートもナイロン100%の素材です。
この類のコートが、実用的かつコスパが高くておすすめな理由を書いていきます。
軽いから着ていて楽
ナイロンやロクヨンクロスのアウターはウールよりも圧倒的に軽いです。
ウールアウターだと2㎏を超えるものも珍しくないのに対し、ナイロンやロクヨンクロスのコートは1㎏もないのでは?
やはり軽い服を着ていると疲れないですし、肩もこらないので圧倒的に楽なんですよね。
機能性が高い
アウトドア用品やデッドストックの軍モノにもよく用いられるナイロンやロクヨンクロス。当然ながら機能性が高いです。
防水性・防風性が高くて尚且つ軽い。
前回の記事にも書いたように、人間が寒さを感じるのは気温のみならず風の影響が大きいので、防風性が高いコートは冬を越す上で嬉しいですね。
また、防水性が高いと雨や雪にさらされた時も安心です。
着られる時期が長い
比較的薄いナイロン・ロクヨンクロス素材のアウター。薄手の素材で出来ているということは単純に着られる時期が長いということでもあります。
春や秋はカットソーやシャツの上から羽織ればOKですし、冬になったらニットやスウェットの上から。さらに寒くなったら、インナーダウンを中に着込めば真冬でもOK。
つまり、中に着る服を調整することでオールシーズン着られるということです。
ナイロンやロクヨンクロスのアウターは保温性はあまりありませんが、そこはインナーに保温性の高いダウンを着ることで、防風性と保温性を両立させることができるのです。
温度調整がしやすい
冬でも結構あるのが、建物や電車の中は暖房が効いていて暑い…という状況。
そういう時、ウールのコートを着ているとなかなか温度調整が難しいです。
コートを脱いでしまうと少し寒いし、コートを手に持つのもかさばって面倒だったりしますよね。
でも、「ナイロン or ロクヨンクロス素材のアウター+インナーダウン」という服装であれば、中のインナーダウンを脱げばいいので、非常に温度調整がしやすいです。
加えて、インナーダウンはパッカブル仕様のものが多いので、脱いだインナーダウンは小さくまとめてバッグの中にしまっておけばOKなので、手がふさがることもありません。
手入れが楽
ウール素材のアウターだと、着用後にブラッシングをしたり、虫食い被害の防止をしたりと手入れが結構面倒です。
にもかかわらず、毛玉ができてしまったり、虫に食われたりすることも。こうなったらテンションがダダ下がり…
でも、ナイロンやロクヨンクロス素材であれば、こういった手入れも全く不要です。つまり手入れが本当に楽だということ。
家庭用洗濯機で洗えるものも多いので、クリーニング代等もあまりかかりません。
アウトドアブランドのダウンジャケットも人気だけど…
https://www.fashion-press.net/news/42498
今とても人気のあるアウトドアブランド等のダウンジャケット。
「デサントオルテライン」や「ザ・ノースフェイス」、「カナダグース」のダウンジャケットが売れに売れているとか。
こういったダウンジャケットってたしかにかっこいいんですよね。
太めのパンツを選んで上下でボリュームのある着こなしも良いですし。
生地にも機能性素材が使われていて防水性・防風性ともに高く、またダウンがたくさん詰められているので保温性も高いため、かなりあったかいでしょう。
でも、正直関東の冬にはオーバースペックかなと個人的には思います。
近年は1月や2月でも最高気温が15℃くらいある日も珍しくないので、これを着ていたら少し暑いのでは…と感じます。
つまり、高い値段の割にあまり着る機会はないのかなと。
まぁ確かに朝晩は冷えるのですが、社会人の場合休日しか着ないということを考えると、費用対効果はあまり良くありません。
となると、ミニマリスト的には着る機会の少ない服に高いお金を出すというのはできないんですよね…
でもこの記事で提案している「ナイロン or ロクヨンクロス素材のアウター+インナーダウン」ならば、アウター単体はもちろん、インナーダウン単体でもアウター感覚で着られるので、色々な着こなしができることにつながります。
加えて、それぞれが着られる時期が長いので、結果としてコストパフォーマンスが良くなるんですよね。
あとがき
僕がこのような考えに至ったのは、やっぱりテアトラのデバイスコートを着るようになってから。
僕がデバイスコートを買ったのは今年の2月の頭のこと(ちょうど春夏シーズンの立ち上がり頃)。
一年の中で最も寒い時期に買ってすぐに着ていたのですが、インナーダウン等を着ることで、「ウールのコートよりも寒くないし、着ていて楽だ」ということを実感したのです。
冬をコスパよく乗り切りたい、手持ちの服を減らしたいという方に、是非ミニマリストのヒロシの今回の提案を参考にしていただけたら光栄です。