こんにちは。ヒロシです。
いま最も勢いのあるドメスティックブランドといえば、COMOLI(コモリ)です。
欧米の古着をベースに、現代の日本人に合う雰囲気・シルエットの服を提供しています。
「ベルテッドデニム」は、そんなCOMOLIらしさを味わえる代表作の1つ。
他のブランドのデニムとは一線を画すデザイン・空気感は、まさに唯一無二。
最近、僕も履いた瞬間に惚れ込んで購入したので、今回は徹底レビューします。
レビュー内容
- コモリ・ベルテッドデニムの魅力
- デメリット・注意点
- サイズ感・サイズ選びのコツ
良いところを語るのはもちろん、人によっては気になるであろう注意点も書きます。
サイズ感も詳しく書くので、購入を考えている方は参考にどうぞ。
3分ほどでサクッと読めるので、ぜひ最後までお付き合いください。
コモリ・ベルテッドデニムをレビュー【COMOLIの代表作】
ベルテッドデニムは、コモリが毎シーズン定番でリリースする名作アイテム。
試着した瞬間に、買わない選択肢が消えました…
以下にて、ベルテッドデニムの魅力を詳しくレビューします。
①:デザイン・ディテール
ベルテッドデニムの名前のとおり、目を引くのは「ベルト」です。
大きめのウエストを、ベルトでギュッと絞って履きます。
後ろ側がねじれているのも面白いポイント。
タックインした時に良いアクセントになりそうです。
なお、デザインのモチーフは「40年代のミリタリーオーバーパンツ」とのこと。
それを聞いて「フランス軍のモーターサイクルパンツ」が思い浮かびました。
出典:https://pheb.jp/blog/andpheb/2018/06/24/post-0-611/
ウエスト周り・ベルトの感じ等が似ていると思いませんか?
(モーターサイクルパンツをサンプリングしたかは分かりませんが)
②:シルエット
シルエットは「ワイドテーパード」です。
ミリタリーパンツらしい太さはありますが、意外とスッキリ履けます。
センタークリースも入っており、上品な印象も感じますね。
(着用していくとセンタークリースは薄くなりますが。笑)
実際に履いてみるとこんな感じ。
ウエストをギュッと絞ることで、良いボリューム感が生まれます。
そしてテーパード・長すぎないレングスにより、非常にバランスの良いシルエットです。
ミリタリーモチーフなので、普通のデニムパンツと違った雰囲気が楽しめるのも魅力です。
③:生地感
生地はコットン100%です。
購入した店のスタッフさん曰く、かなり上質な糸を使っているとのこと。
実際に見てみると、ヴィンテージデニムらしい風合いのある生地です。
- 凹凸感がある生地
- 毛羽立ち・白みもあって奥行き感も
最初はゴワッと固いのですが、履くうちにどんどん馴染んでいきますね。
履き心地も抜群で、つい手に取ってしまいます。
でもシルエットはモダンな太さで、全体のバランスが本当に素晴らしい…
なお、生地の厚みは11オンスと若干軽め。
(デニムパンツは14オンス前後の厚い生地が多い)
太めのシルエットで肌とも直接触れないので、夏でも履けるのが本当に嬉しいです。
コモリ・ベルテッドデニムのデメリットや注意点
続いてデメリット・注意点を書きます。
- セルビッジではない
- ボタンフライに要注意
ベルテッドデニムが良いパンツなのは疑いないですが、強いて言うなら上記2点です。
①:セルビッジ(赤耳)デニムではない
ベルテッドデニムの生地は、耳付きのセルビッジデニムではありません。
特にジーンズ好きの方は、頭に入れる必要があります。
セルビッジとは、旧式の力織機で織られたデニム生地のこと。
生産効率は悪いものの、丈夫さ・エイジングが魅力です。
デザイン的には、ロールアップすると「赤耳」がのぞくのが特徴ですね。
デニム好きの方は「セルジッジ」にこだわりを持っている人が多い印象。
必然的に「セルビッジデニムじゃないと履かない」と思う方には、コモリのベルテッドデニムは刺さりません。
(僕も赤耳にはこだわりがある方なので、気持ちはすごく分かります。笑)
でも、コモリのベルテッドデニムは「赤耳がないこと」を補って余りあるほど魅力的です。
ミリタリーパンツをデニム生地でモダンに仕上げているのは、まさに唯一無二。
いわゆる「ジーンズ」とは別物で、絶妙な抜け感があるんですよね…
生地の毛羽立ち等のヴィンテージらしさも、本当にくすぐられます。
もちろんこだわりが出る部分ですが、食わず嫌いしない方が良いかなと。
セルビッジではないながら、コットン100%で生地は良好。
「ジーンズではないデニムパンツ」と認識して履くのがおすすめです。
②:ボタンフライに要注意
コモリのベルテッドデニムは、フロントがボタンフライです。
それ自体は良いのですが、いわゆる「ジーンズ」のボタンフライではありません。
ジーンズのボタンフライは、基本的に打ち込んだボタンが使われています。
非常に丈夫なので、勢いよくバーっと外しても問題ありません。
一方、コモリのベルテッドデニムのボタンは「縫い付ける」タイプ。
打ち込みタイプに比べると耐久性は劣るので、取り外しの際には注意が必要です。
(雑に外すのを繰り返すと、ボタンが取れる可能性もあります)
ただ、別にコモリが悪い・手を抜いている等では一切ないと思います。
コモリのサンプル元である古いミリタリーパンツは、縫い付けタイプのボタンフライが一般的です。
オリジナルへのリスペクト・デザイン的なバランスから、あえて縫い付けボタンにしたのかなと。
ボタンは気にならない人も多いと思いますが、一応注意点として書きました。
COMOLI(コモリ)・ベルテッドデニムのサイズ感
コモリのベルテッドデニムは、サイズ1〜4の4サイズ展開。
目安サイズ | ウエスト | |
1 | S | 80 |
2 | M | 84 |
3 | L | 88 |
4 | XL | 92 |
※サイズ4は扱っていない店舗も多い
ちなみに僕は、177cm62kgやや痩せ型で「サイズ2」を選びました。
感想としては以下のとおり。
- ウエストはかなり大きいが、ベルトで絞ると良いボリューム感が出る
- 全体的にコモリらしい太さはありつつ、野暮ったくはならない
- レングスはワンクッションでちょうど良い
総じて、ちょうど良いサイズ感で履けているかなと思います。
ちなみにサイズ3も履きましたが、ちょっと大きすぎた印象。
- お尻周りがダボダボすぎる
- レングスもかなり長く、裾上げ必須な感じ
もちろんシルエットは好みです。
しかし、元々がゆったりした作りなので、あえてサイズを上げなくて良いかなと。
(僕はコモリシャツもサイズ2です)
コモリ・ベルテッドデニムを使ったコーデ
- Shirts:COMOLI
- Pants:COMOLI
- Shoes:adidas STAN SMITH
同じくCOMOLIの「コモリシャツ」とサラッと合わせました。
ブランドらしい絶妙な余裕・空気感が本当に良いです…
関連記事:【絶妙】COMOLIの定番・コモリシャツをレビュー
レングスも絶妙で、ちょうどワンクッションくらいの丈感。
ロールアップはもちろん、裾をたるませて履いても良い感じです。
少し垂れ下がったベルトも良いアクセントだと感じます。
足元はスタンスミスでクリーンに合わせましたが、革靴でも良さそう。
全体的にゆるく合わせると、ベルテッドデニムらしい余裕を楽しめます。
COMOLI・ベルテッドデニムのレビューまとめ
コモリのベルテッドデニムをレビューしました。
クラシックとモダンの融合が秀逸で、非常に履きやすく仕上がっています。
- クラシックさ
→40年代のミリタリーパンツから着想・ヴィンテージらしいデニム生地 - モダンさ
→テーパードの効いたシルエット・ 今っぽい絶妙なリラックス感
コモリらしさを存分に感じられる、ブランドの名作と言えますね。
なお、購入方法としては以下の2つ。
- 取扱のあるセレクトショップ等
→基本的に即完なので、入荷時期に狙いを定めましょう - ブランド古着
→状態やシーズンによっては定価より安い
※コモリは人気ゆえに、メルカリ等で転売ヤーが定価以上で売っていますが…
2次市場ならブランド古着の方が状態・価格ともに良心的です。
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