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メンズファッション

【僕の好きなブランド②】 CURLY-ロープライス×ハイクオリティーを両立するブランド

こんにちは、ヒロシです。

1回目では “STILL BY HAND”について書いたこのコーナーの2回目は、“CURLY” について書きます。

CURLYとは

CURLY(カーリー)は、香川県に自社工場を持つ「ファクトリーブランド」です。

もとは手袋を製造していた自社工場にて、全アイテムをカットソー素材でつくっているトータルウェアブランド。

カーリーは、僕が大学3年生の頃に初めて買ったドメスティックブランド(国内ブランド)の服なので、個人的に思い入れがあります。

CURLY_フードコート

ちなみに買ったのは、2015AWコレクションの”frosted coat”というフーデッドコートです。確か価格は4万円ほど。

今年からミニマリストになった関係で、つい最近手放してしまいましたが、昨年まで3年以上にわたって一軍服としてバリバリ着ていました。

かなり着たにもかかわらず、毛玉ができたりヨレたりしなかったので、良い値段で売ることができましたね。

カットソーの概念を超えたカットソーブランド

1963年に手袋の産地である香川県(現在では国内生産の9割強を占める)にて手袋製造業を創業。
緻密な縫製テクニックを必要とされる手袋生産で培われた技術を元に1968年、新たにTシャツ、肌着を縫うカットソー専門の縫製工場を設立。
当初はJAPAN MADEで海外への輸出用カットソーを生産していたが、急速な円高に伴い、国内向けの生産にシフトしていった。
国内生産全盛期には圧倒的な生産力を元に毎週トラックをチャーターし出荷していた。
その間も独自のミシン改良や生産ラインを確立しクオリティの高さを研究し続けた。
その後、多くの企業が安い労働力を元にした海外生産へシフトしていく中でも、品質に拘り国内生産を貫き通していた。
やがて製造業を取り巻く環境が負のスパイラルに陥っていく中、取引先に左右されない自活の道を模索し始める。
そして2009年、セレクトショップで企画、バイイング、販売をこなしていた現デザイナーとの出会いを期に、
「カットソー=Tシャツ」という概念を超えたカットソーブランドを目指し、【CURLY】をスタート。
自社工場での縫製はもちろんオリジナルファブリックの企画、パターン作成、縫製仕様の選定までも一つ屋根の下で行う事で、
各現場とダイレクトにコミュニケーションが取る事ができ、細部のニュアンスまで拘ったモノつくりを可能にしている。
【CURLY】はシーズンごとのテーマを設けずカットソー素材の持つ『リラックス感』や縫製技術を活かし、
各アイテムごとの 完成度を追究したラインナップになっており、ワーク、スポーツ、ミリタリーなどの実用衣料のディティールをベースに、
フィールドを日常生活に置き換えカットソーで再構築する事で、
ファッションとプロダクトを融合させた新しいファクトリーブランドを提供していく。

CURLY & Co. THE PREMIER MANUFACTURE


 

CURLYのここが凄い!

CURLYの素晴らしさ、魅力を深掘りしていきます。

特筆すべきコストパフォーマンス

CURLYの服のすごいところは、そのコストパフォーマンスなんですよね。

ファッションは個人の嗜好だから、あまりコスパという言葉は使いたくはないのですが、カーリーの服のコスパはすさまじい。

商品の値段と質が良い意味でつりあっていません

正直値段からは考えられないほど、シルエットや素材が良いのです。

例えば、僕が2017ssで購入したこちらの2枚のカットソー。

CURLYのカットソー

一見、普通の白と黒のTシャツに見えます。でも写真では分からない魅力がこのTシャツにはあるんですよね。

白Tは柔らかくなめらかな手触りのインド産コットン、黒Tは薄手ながらハリのあるペルーピマコットンを使っています。

両方とも、洗濯をしても型崩れやへたりが出ないのはもちろん、着ていくごとに体にどんどん馴染んでいくので着心地が抜群です。

加えて、白Tは「繰り返し着用しても風合いが損なわれない」、黒Tは「洗濯しても光沢感が持続する」という特徴があります。素材を使い分けるCURLYならではの技ですね。

僕は2枚とも、夏は一枚で、それ以外の季節はインナーとしてかなり着ていますが、まだまだ全然着られます。

この質で、価格はともに6,000円ほど

他のドメスティックブランドだと、半袖カットソーでも1万円を超えることが珍しくありません。

約半分の価格でここまでの素材を使うのって本当にコストパフォーマンスが良いです。

こだわりのあるディテール

また上の写真のカットソーで説明しますが、

白Tシャツの方は、スソにスリットを入れて前後の丈の長さを変えていたり、ややゆったり目ながらもすっきりと見えるシルエットだったり、良い塩梅なんです。

黒Tシャツの方も、スソがラウンドしているので一枚で着たときに存在感がでるのはもちろん、シャツやライトアウターのインナーとして使った時に、レイヤードがかっこよく決まります。

価格は控えめですが、素材のみならず、パターン等のディテールにも強いこだわりがあるブランドなのです。

毎シーズン買い足したくなるラインナップ

もちろん、CURLYですごいのはこのカットソーだけではありません。

CURLYはすべてのアイテムにカットソー素材を採用しており、何度も言うようですが着心地がすごく良いんです。着ていて本当に気持ちが良い。

ブランドのアイコンともいえるパーカーをはじめ、毎シーズン何かしら買ってしまいますね…

今まで僕はカットソーを中心に多くのアイテムを購入し、かなりの頻度で着てきましたが、ダメになったものは1つもありません。

デザインが良いのに加え、着心地が良くて質も高いので、ミニマリストのヒロシでも毎シーズン何かしら買いたくなってしまうのです。

ファクトリーブランドのメリットを最大限活用

前述の通り、カーリーは自社工場を持っていて、全て日本人で構成された熟練の職人が生産しているブランドです。

間の流通業者にかかる費用を省くことができるため、質の高い服が驚きの値段でできるようですね。

でも、以前にCURLYを取り扱うセレクトショップの店員さんから、職人の数が限られているために生産できる数も限られていて、大手のセレクトショップに供給するのは難しいと聞きました。

実際にあまり再生産も行わないブランドなんですよね…


 

「本物」を妥当な価格で買えるブランド

CURLYを一言で言うなら

「質の良い『本物の服』を妥当な価格で買えるブランド」

だと思います。

CURLYの得意とするアイテムであるカットソーは基本的には消耗品ですが、本気で作られたものを正しくケアすれば消耗品にはならず、長く愛用できるということを実感できること間違いなしです。

大人こそ、日常的に使うカットソー等にはこだわりたい。

でも一方で、消耗品にはそんなにお金はかけたくない。

そんなパラドックスともいえる問題を一気に解決してくれるブランドがCURLYなのです。

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価格とクオリティーのバランスが本当に優れていて、いつも感心してしまいます…

直営店は南青山にある”The Weft”

香川県のブランドであるCURLYですが、全国のセレクトショップでの取り扱いに加え、東京の南青山に直営店の“The Weft”があります。

こちらではCURLYのアイテムがフルラインナップで並ぶので、毎シーズン見ごたえ十分。定期的にブログをチェックして、入荷情報をつかんでください!

また、南青山は静かな雰囲気ながらもお洒落なショップがたくさんあるので、ショッピングが本当に楽しいです。
CURLY以外のお店もあわせて、お買い物を楽しんでみてください。

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