こんにちは。ヒロシです。
以前、ミニマリストにおすすめのファッションブランドに関する記事を書きました。
そこで紹介した”10YC”。
「10年着続けられる服」をコンセプトにスタンダードな服を作っているブランドです。
上のブログでも触れていた通り、ブランドを休止していたのですが、昨日の10月3日にブランド再開しました!!
透明性が半端じゃないブランド「10YC」の特徴
ブランド再開にあたって、閉鎖されていたHPをじっくり眺めてみました。
すると、この10YCは他のブランドとは一線を画す特徴を持っていたことが 改めて分かったのです…
服を作った工場を公開
10YCですが、服作りの工程ごとに製造した工場を公開しているんです。
これをやっているブランドというと、markaware(マーカウェア)くらいしか思い浮かびません。
あとはSTUDIOUS等を展開するTOKYO BASEの”UNITED TOKYO”が、製造している都道府県まで公開しているくらい。
服作りにおける「日本製」の概念は非常にあいまいで、最終工程を行ったのが日本ならばそれで”MADE IN JAPAN”を名乗れてしまいます。
そういった現状がある中で、作った工場を公開してくれるというのは非常にフェアな姿勢を感じます。消費者として安心して買い物できますよね。
原価を全て公開
製造工場のみならず、原価も全て公開しています。
例えば、この定番アイテムであるスウェットシャツ。
https://apparel-web.com/news/apparelweb/12966
このアイテムの原価(Mサイズ)は生地が3,049円、裁断・縫製が2,835円、附属品が325円、合計で6,209円となっています。
その上で販売価格が12,800円。約50%の原価率。服の原価率って30%あればいい方なので、驚異的な原価率だということが分かります。
でもそれ以上にすごいのは、原価を費目ごとに1円単位まで公開している点。
こんなブランド、僕は他に知りません。透明性が半端ない…
サイズごとに異なる価格
この”10YC”ですが、サイズごとに価格が違うのです。
服づくりは当然ですが、サイズが大きくなるにつれて使う生地の量が増えます。
ですが、普通はサイズごとに価格を変更することはなく、アイテムごとに価格を設定しています。
ちなみに僕はサイズごとに価格が違う服なんて僕は見たことがありません。ファストファッションだろうと、ドメスティックブランドだろうと、アイテムごとに価格を設定するものだと思っていました。
でも10YCは同じアイテムでもサイズごとに価格を変えていて、消費者に対してより正直な姿勢を貫いてくれているのです。
消費者をより大事にしようというブランドのコンセプトがうかがえますよね。
あとがき
かつてないほどの透明性を誇る10YC。
僕はまだこの服を着たことがありませんが、日本国内の工場で生産しており、原価率等を見る限りでは非常に品質にこだわっているブランドだという印象があります。
そしてなによりここまでの透明性を徹底しており、消費者に真摯に向き合おうという姿勢が本当に興味深いです。
ミニマリストを目指す僕にとって、洋服は品質が良くて長持ちすることが必須の条件。このブランド再開を機に、是非とも袖を通してみたいと思っています。