こんにちは。ヒロシです。
Tシャツやスウェット等のカットソー系のアイテムって、リラックスして着られるので好きな方も多いですよね。
もちろん僕もその1人で、着心地の良いカットソーアイテムが大好きです。
ただ、カットソーといってもピンキリで、良いカットソーを買おうと思うと、値段が途端に跳ね上がります。
「良いカットソーは欲しい…でもそんなにお金はかけたくない…」
と思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そんな方におすすめなのが「カットソーブランド」です。
カットソーブランドとは
カットソーブランドとは、その名の通り「カットソーを専業で作っているブランド」のこと。
ちなみにカットソーは、「Cut & Sewn」に由来があるとおり、編んだ生地をCut(裁断)してSewn(縫い付けた)した服のことを指します。
要は、Tシャツやスウェット、ジャージなどの総称を「カットソー」というわけです(逆にシャツやコートなどは、基本的に生地を織って作られます)。
なお、「カットソーブランド」という言葉は最近よく言われますが、厳密な定義があるわけではないっぽいですね。
ただ、お店の人に話を聞いたり、ブランドの紹介文などを見る限り、「カットソーブランド=カットソーの専業ブランド」という理解で間違いないかと。
カットソーブランドの特徴・メリット
カットソーブランドの特徴・メリットとして挙げられるのは、以下の2つです。
- 高いコストパフォーマンス
- 圧倒的に良い着心地
メリット①:高いコストパフォーマンス
最大のメリットが、コストパフォーマンスの高さです。
つまり、比較的手頃な価格で、長く着られるクオリティの高いカットソーが手に入るということ。
というのも、カットソーブランドは大きく分けて2つに分類されるからです。
- カットソーの工場(縫製工場)と特殊なコネクションを持つデザイナーによるブランド
- 工場が直営している「ファクトリーブランド」
いずれにしても、原価をかなり抑えることができる上に質の高いカットソーが作れるので、結果としてコスパが非常によくなるということ。
価格帯としては、普通のドメスティックブランドの半分〜7割程度ですかね(僕の肌感覚ですが)。
なお、中にはさらに価格が抑えられたものもあり、セレクトショップのオリジナルアイテム級に手頃なものもあります。
メリット②:着心地が良い
カットソーブランドのカットソーは、素材や縫製のクオリティがめちゃ高いので、とにかく肌触りや着心地が良いですね。
さらに、シャツやコート、ジャケットなどの通常は織って作るアイテムをカットソーで作るブランドもあります。
織ったアイテムよりもカットソーの方が当然なじみやすく、軽い着心地なので、着心地重視で服を選びたい方には特におすすめですよ。
カットソーブランドのデメリット
んー…特にないんですが、、、
まぁ強いていうならば、ベーシックなものが多く、デザイン性を求める人には合わないということですかね。
とはいえデザイン性が強い服って、合わせるアイテムを選んだり、着ているうちに飽きてきたりするので、使いやすさでは劣るかなと思います。
長く着ることをを考えると、やはりベーシックなデザインのものが使いやすいでしょう。
カットソーブランドのアイテムは、基本的にはベーシックなデザインながらも、着心地やシルエットにこだわったものが多いので、重宝すること間違いなしですよ。
【メンズ・レディース】おすすめの無地カットソーブランド4選【日本製・イタリア製】
では、おすすめのカットソーブランドをご紹介していきます。
とりあえず、無地のカットソーで「ここなら間違いない!」と言えるものを4つ厳選しました。
いずれも価格が手頃で、かつデイリーに使えるすばらしいカットソーを作っているブランドですよ。
Jackman(ジャックマン)
製造 | 日本(福井県) |
アイテム | Tシャツ ニット スウェット・パーカー ジャケット・コートなど |
ジャックマンは、福井県の「田辺メリヤス」という工場直営のカットソーブランドです。
「アメリカンベースボールへの憧れ」から創業されたブランドということもあり、アメリカっぽいザラッとしたタフな印象のカットソーが多く揃っていますね。
ジャックマンのカットソー(長袖Tシャツ)は僕も愛用中。
ややザラッとしたU.S.Aコットンの質感はそのままに、生地にやわらかさが増してくるので、非常に気に入っています。
着ていくごとに愛着が増しますね。
なお、ジャックマンはTシャツやスウェット系のみならず、ジャケットやコートといったアウター系のアイテムまでカットソー素材(ジャージ素材)で作っているのが特徴的です。
出典:http://www.jackman-tm.jp/category/TOPS/
Tシャツやスウェットは、割とアメカジライクなアイテムが多いのですが、アウター系はナチュラルな雰囲気ながらも、ほどよく上品さがありますね。
アウターにも関わらず、全て2万円台以下で買えるのも魅力的です。
タフな質感、ガシッとした印象のカットソーを長く愛用したい方、アウターも着心地重視で選びたい方など、非常におすすめ。
ジャックマンは品質に対して価格が非常に手頃ですし、サイズ感的にもクセがないので、まず選んで間違いのないカットソーブランドです。
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alvana(アルヴァナ)
製造 | 日本(和歌山県) |
アイテム | Tシャツ ニット スウェット・パーカー |
alvana(アルヴァナ)は、SBTRACT(サブトラクト)というブランドのデザイナーだった谷中氏が、2018年秋冬シーズンに立ち上げた新鋭のカットソーブランド。
いまジワジワ人気が高まっているドメブラの1つですね。
alvanaの素晴らしさは「素材」と「シルエット」です。
アイテムによって最適な高級コットンを使い分けているので、いろいろな表情・質感のカットソーを楽しめます。
目が詰まったタフなものもあれば、ツヤがあって柔らかく上品な印象のものもあるという感じですね。
またシルエットも今っぽく、程よくリラックス感のあるサイズ感のアイテムが多いです。
ちなみに僕は、alvanaの定番スウェットを愛用しているのですが、やわらかくて着心地がめちゃくちゃ良い上に、ほどよいゆるさのあるシルエットがあって気に入っています。
alvanaのデザイナーは特殊なコネクションがあるため、alvanaのアイテムはルイヴィトンやグッチといったメゾンブランドと同じ工場で生産されています。
メゾンブランドも認めるほどのクオリティのアイテムを、比較的手頃な価格で手に入るのもalvanaの魅力。
今っぽい、程よいゆるさがあって、かつ高品質なカットソー(Tシャツやスウェット)を探している方には、alvanaはめちゃくちゃおすすめです!
gicipi(ジチピ)
出典:https://www.zutto.co.jp/catalog/6957
製造 | イタリア |
アイテム | Tシャツ ニット カーディガン |
gicipi(ジチピ)は、1948年にアンダーウェアのファクトリーとして設立された工場が運営しているカットソーブランドです。
生産される数は少ないものの、全ての工程を自社工場で一貫生産しているため、イタリア製ながらも驚異的なプライスを実現しています。
gicipiは元がアンダーウェアの工場ということもあり、とにかく肌触りがよくて着心地にこだわっている印象ですね。
素肌に触れても気持ちが良いほどのカットソーが揃っており、手頃な価格も相まってデイリーに着こなしたくなります。
なお、gicipiの中ではワッフル素材のサーマルカットソーが特におすすめ。
ワッフル素材のカットソーはgicipiの定番アイテムであり、素材に表情があるので1枚で着てもサマになりますし、空気を含むために暖かく、秋冬のインナーとしても重宝しますよ。
CURLY(カーリー)
製造 | 日本(香川県) |
アイテム | Tシャツ ニット スウェット・パーカー パンツ全般 ジャケット・コートなど |
最後にご紹介するのが、香川県の川北縫製という縫製工場を母体にしているCURLY(カーリー)です。
CURLYは「カットソーの概念を超えたカットソーブランド」というコンセプト通り、Tシャツやスウェットのみならず、アウター系やパンツ、シャツなどトータルウェアをカットソー素材で作っています。
CURLYのアイテムは「素材」と「ディテール」がとにかく素晴らしいです。
CURLYは個人的にも好きなブランドということで、愛用しているアイテムもいくつかあるのですが、着用や洗濯を繰り返しても素材の劣化が少ないですね。
3年ほど愛用しているCURLYのTシャツ
また、スソの処理の仕方やパーカーのフードの立ち上がりなど、ディテールにもとにかくこだわっています。
全体的に今っぽい空気感で着られるデザインが多い上、全てのアイテムをカットソー素材で作っているので、着ていて疲れないのがCURLYの魅力。
Tシャツやスウェット系はもちろん、アウターやパンツなども必見ですので、ぜひチェックしてみてください。
ボーダーカットソーのおすすめブランド【フランス製】
上で紹介した4つのブランドは、基本的に無地のカットソーのみ。
(CURLYは柄物もありますが、基本は無地の方がカッコよくておすすめです)
ボーダーのカットソーを探している方には、「セントジェームス」をぜひ見てほしいですね。
SAINT JAMES(セントジェームス)
出典:https://zozo.jp/shop/echelleliberte/
製造 | フランス |
アイテム | Tシャツ ニット カーディガン |
バスクシャツ(ボートネックのカットソー)をお探しの方にめちゃくちゃおすすめなのが、セントジェームスです。
セントジェームスは1889年創業のフランス生まれのカットソーブランド。
厚手のガシッとした質感のカットソー(ウェッソンというモデル)が定番です。
僕も持っていますが、着用や洗濯を繰り返していくとどんどん柔らかくなって風合いが増す上、体になじんでくるという特徴があります。
セントジェームス ・ウエッソンのレビュー。サイズ感や縮み、失敗しない選び方は?
セントジェームスのボーダーカットソーは「不朽の名作」といえるほどのアイテム。
1枚で着るだけで、王道のフレンチカジュアルコーデが完成します。
合わせるボトムスを選びませんし、1枚で着てもシャツに重ねても使えるので、オールシーズン使えます。1枚あると重宝すること間違いなしです。
ガンガン着用&洗濯をしても、生地がへたらないので長く着られますよ。
話が前後して申し訳ないのですが、ボーダーのみならず、無地もカッコいいです。
王道フレンチカジュアルが好きな方、自分でカットソーを育てていきたい方は必見ですね。
セントジェームスのカットソーは、洗濯によって結構な縮みが出ます。
以下の記事にて、セントジェームスのカットソー(ウエッソン)の縮みやサイズ感の変化を書いているので、ぜひご覧ください。
実は差がつきやすいTシャツ・カットソーこそ、定番ブランドで揃えよう【丈夫で長持ちする】
Tシャツやスウェットといったカットソーは、日常的に着るものであるため、おのずと洗濯回数も多くなります。
そのため、どうしても「消耗品」であることは否めません。
なので、インポートやドメブラ等の高級ブランドで買うのは気が引けますよね。
とはいえ、だからといって単純に値段の安いもので揃えてしまうのは微妙です。
見た目にもチープな印象が出たり、シルエットが微妙だったりするので、使いづらかったりしますからね。。
- 消耗品の側面があるから、そんなに高いお金は出したくない
- でも、1枚で着てもカッコいいような、クオリティの高いものがほしい
このようなパラドックスを抱えている方こそ、カットソー専業ブランドで揃えるべき。
本記事で紹介したカットソーブランドのアイテムは、いずれもデザイン・クオリティが高いですし、1枚で着てもカッコいいです。
また、縫製や生地の質も良いので、安いカットソーとは比べものにならないくらい長持ちするはず。
そのため、「消耗品」とはいえど長く着ることができますよ。
スウェットやTシャツ、ロンTなどは「カットソーブランド」から選ぶと良いですね。
alvanaやCURLY、Jackmanなどカットソーブランドは色々ありますが、いずれも着心地や素材感などが素晴らしい。
普通のドメスやインポートブランドに比べて値段も抑えめな上、質が高くて長く着られるのでおすすめです。
— ヒロシ@ファッションブログ (@footmuji) November 4, 2019
消耗品ではあるものの、差がつきやすい「カットソー」。
そんなアイテムだからこそ、コストパフォーマンスに優れた「カットソーブランド」を狙いましょう!
本記事で紹介したカットソーブランド
- Jackman:福井県。アメリカっぽい雰囲気が魅力
- alvana:和歌山県。素材とシルエットが秀逸
- gicipi:イタリア。非常に手頃ながらも、肌触りがやさしい
- CURLY:香川県。カットソー素材であらゆる服を作っている
- SAINT JAMES:フランス。ボーダーカットソーならここ一択