こんにちは。服好きのヒロシです。
以前、良い接客によって服の購入に至った話について書きましたね。
この良い接客によって購入した TEATORAのdevice coat(デバイスコート)についてレビューします。
TEATORA(テアトラ)とは
TEATORA(テアトラ)は2013年にTROVEというブランドのデザイナーだった上出大輔さんという方が始めたブランドです。
「頭脳職のための機能服」をテーマに、都市生活を快適に過ごせるようなウェアを展開しています。
テアトラ(TEÄTORA)は日本のメンズファッションブランド。トローヴ(TROVE)のデザイナーを務めた上出大輔(Daisuke Kamide)が2013年にテアトラをスタートする。
ブランドコンセプトは、ワークチェアで戦うクリエーターのためのワークウェアメーカー。座って働くことが多いオフィスパーソンのためのウェアを展開する。
長時間座ることを前提に機能性やシルエットが計算されたパンツや、温度調節をする素材アウトラストなどを使用したアウター、ノマドワーカーのためのノートPCやバッテリーなどが収容できるジャケットなど、機能性に拘ったアイテムを制作。
ちなみに、東京の千駄ヶ谷に直営店がありますよ。
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クリエイターやアパレル関係者に支持されているようです。
【レビュー】TEATORAのdevice coat(テアトラ デバイスコート)
デバイスコートのレビューをしていきます。
デザイン
シングルのトレンチコートのようなデザイン。
中にもしっかりと着込めるくらいたっぷりとした身幅で、リラックス感を出してゆるめに着ることができます。
出典:http://mensfudge.jp/article/teatora
膝くらいまで丈があり、羽織るだけで簡単に雰囲気が出ますね…
ボトムスも細いのから太いのまでなんでも合います。
本当にかっこいいです…
素材
素材はテアトラオリジナルのナイロン100%の素材。
ナイロンといってもそこはテアトラです。普通のいわゆるナイロンと侮ることなかれ。
「ミクロ単位で起毛した特殊なナイロン糸は、まるでコットンの様な肌触りを持ちながら、シルクの様なハリコシを持ち、ナイロンの強度を持つ糸。」
とのこと。
店員さんからナイロン100%と聞いたときは驚きましたね。
その質感からすると、コットンとナイロンの混紡、もしくはシルクも入っているかなと思うくらい。
程よくマットな質感で肌触りもとても良く、Tシャツの上から着たときに素肌に触れても違和感が全くありません。
収納力
外側についているポケットも非常に大きくて、たくさんものが入ります。
試しにKindleを入れてみると…
こんな感じですっぽりと入ります。
かなり奥行きのあるポケットなので、普段持ち歩く荷物を適当に突っ込んでも全く問題ありません。
また、コートの内部に多数の収納スペースが設けられており、ここになんでも入っちゃいます。
これはデバイスコートに付属しているタグなのですが、これによると…
- iPad等のタブレット端末
- スマートフォン
- モバイル充電器
- パスポート
- Wi-Fiルーター
このような、ノマドワーカー必携のあらゆるものが入る仕様になっています。
しかも内側のポケットにはファスナーがついているので、ものが落ちる心配もありません。
本当にこのコートさえあれば、カバンを持つ必要はありませんね。
特に日本ほど治安が良くない外国でカバンを持たなくよいというのは、スリに合う可能性を大幅に軽減できるので、海外へ行った際には本当に重宝するでしょう。
コンセプト通り、旅の荷造りをスマートにしてくれるもので、海外を飛び回るクリエイターにぴったりです。
個人的な話ですが、休日はあまりカバンを持ちたくないので、このコートに持ち物をすべて突っ込んで手ぶらで出かけています。
僕が普段持ち歩くのは、財布・スマホ・充電器やWi-Fiルーターが入るポーチ・Kindleくらいなのですが、これを入れてもシルエットが崩れません。
機能性を高めるベンチレーション
通気・換気を意味するベンチレーション。
このデバイスコートはベンチレーション機能を掲載したコートでもあるんです。
写真の矢印で示したように、このコートは再度に2つずつジップがついています。
これを開閉することで、コート内の空気を循環させることができ、蒸れやすい室内でも快適に着られるのです。
また、このベンチレーションによって、コートの内と外を簡単につないでいます。
上の写真は私物のKindleなのですが、このベンチレーションを通じて、コート中と外がつながっているのが分かるかと。
つまり、コートを着ていながら、中に着ているインナーにも簡単にアクセスできるというメリットがあるということです。
3シーズン対応可能
このデバイスコート、夏以外の3シーズン着られるんです。
ナイロン素材なので、春と秋は着られるということは想像に難くないでしょう。
寒い冬における着用に関して、ナイロン100%素材ということで、防寒性はあまりありませんが、防水性・防風性には優れています。
前述のようにたっぷりとした身幅なので、真冬は中に厚手のニットやインナーダウンを着込んだり、暖かいストールを巻いたりすればOKですね。
また、冬には「屋内ではコートの中に熱がこもって暑い」ということもあると思います。
でもこのデバイスコートは前述したように、コートの内側と外側をつなぐファスナーを開閉することで、空気を循環させてくれるので、暖房で暑い冬の屋内でも快適に着用できるんです。
パッカブル仕様
加えて、このデバイスコートはパッカブル仕様なんです。
つまり、小さく折りたたんでカバンに入れておくことができます。
加えて、パッカブルで小さく折りたたんでも、ナイロン100%のオリジナルファブリックのおかげで、シワもすぐ気にならなくなります。
なお、たたみ方については以下の記事で詳しく書いているので、参照してください。
手洗い可能
最後に、このコート手洗い可能なんです。
普通、コートって手洗いできないので、クリーニングに出す必要があります。これが面倒くさいっていう方って結構いるのではないでしょうか。
でも、デバイスコートならば洗濯機の手洗いモードで洗ってOK。
ネットに入れる、中性洗剤で洗う等の最低限の配慮をすれば大丈夫です。
これだけの機能性を持ちながら、手洗いが可能って一体どこまで実用的なんでしょう。
【テアトラ・デバイスコート】気になる点・デメリット
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ここまで書いたように、デバイスコートは機能性・デザイン性ともに非常にすばらしいです。
ただ、気になる点・デメリットを強いてあげるならば、「収納力を生かす場面があまりない」ということでしょうか。
デバイスコートは収納力が特徴的なコートですが、何でもかんでもポケットに詰め込むと、重くなって着心地が悪くなる上にシルエットが若干崩れます。
そのため、実際にはそんなにたくさん荷物を詰め込むことはなく、持ち物があるときには別にバッグを持つことが多くなりますね。
- スマホ
- 財布
- キーケース
- ポーチ
僕の場合、実際にデバイスコートに入れる物は上の4つくらいです。
タブレットなどを入れると着心地に影響してくるので、潔くバッグを持ち歩いた方が良いかなと。
まぁこれに関しては個人差がありますし、収納力を抜きにしてもデバイスコートは本当に素晴らしいコートなので、気にするほどでもないかと思います。
テアトラのデバイスコートのコーディネート・サイズ感の紹介
デバイスコートはシルエットを描く力が強く、綺麗に横に広がってくれるので、適当にサラッと羽織るだけでも十分サマになります。
上の写真(ぼく)もTシャツ+パンツというベーシックなコーデにデバイスコートを羽織っただけですが、結構良い感じですよね(自分で言うのもあれですが笑)。
なお、かなり身幅にはゆとりがある、空気をまとうようなシルエットなので、寒い冬の時期は中に厚手のニットやライトアウターを着込むことも十分できます。
真冬でも関東ならば、中にあたたかいフリースやインナーダウンを着れば十分乗り切れますね。
デバイスコートのサイズ感
177cm64kgの僕で、サイズ2を着ています。
かなりゆとりのある大判のサイズ感で、テアトラらしさを味わえるシルエットかなと思いますね。
デバイスコートはかなり大きなサイズ感で作られていますし、適当にバサッと羽織るくらいがちょうど良いコートなので、サイズを気にしすぎる必要はないかと。
ただ、小さいサイズと大きいサイズで迷った場合(例:サイズ1orサイズ2)は、よりテアトラらしさを味わうためにも、大きいサイズを選ぶのをおすすめします。
テアトラのデバイスコートは究極の逸品だった
ここまでデバイスコートのレビューを書いてきましたが、このコートってすごいなって改めて思いましたね。あらゆる業界から支持が高いのも納得です。
カッコいいけど機能性はあまりない服や、機能的だけどかっこよくない服って結構ありますが、デバイスコートは非常に高い次元でカッコよさと機能性を両立しています。
確かに高くて、僕自身も結構痛い出費ではあったのですが、この価格以上に価値をもたらしてくれるコートだと思います。
ほぼオールシーズン着られて、機能的で、かっこよくて…
本当にすばらしい逸品だと思います。