こんにちは。ヒロシです。
いま最も人気のブランドといっても過言ではないのが、「AURALEE」ですよね。
日本屈指の生産背景に裏付けられたアイテムは、超高品質と話題です。
しかし価格的にもお高めであるため、
このように思う方も多いはず。
そこで今回は、僕がオーラリーの定番的なアイテムである「シームレスカットソー」を購入してから1年以上経過しましたので、
- オーラリーのシームレスカットソーを1年着て、どれくらい劣化などがあるか
- オーラリーは本当に品質が良いのか
を書いていきます。
- オーラリーの品質は本当に良いの?
- オーラリーには価格相応の価値があるのか?
という方にぜひ参考にしていただきたいです。
AURALEE(オーラリー)の定番カットソー「シームレスTシャツ」について
僕が持っている「シームレスカットソー」は、オーラリーがデビューした2015年春夏シーズンから継続的にリリースされている定番アイテム。
厳選した超長綿(繊維が長い綿)を使い、やわらかさと独特のヌメりを出したカットソーになります。
また、脇に縫い目がない「丸胴」の仕様になっており、着心地の良さとストンと落ちるシルエットを実現。
また、このシームレスカットソーは型違いでリリースされており、
- 半袖
- 長袖
- 5部袖(僕が持っているもの)
- ノースリーブ(レディース)
などとラインナップも豊富です。
ちなみに価格は1枚あたり7,000円〜9,000円程度となっており、オーラリーのアイテムの中では最も手頃な価格で買うことができます。
AURALEEの「シームレスTシャツ」を1年着用。型崩れや劣化は?
こちらのシームレスカットソーは、2018年春夏シーズンのもの。
購入したのが2018年の4月なので、購入してから約1年経ちました。
その間の着用・洗濯回数は…
- 1年間で30日〜40日程度着用(5月〜9月はもちろん、秋や春もインナーとして着用)
- 洗濯も30〜40回程度(1回着たら1回洗濯)
という感じ。
1枚のTシャツを40回というと、かなり着倒したと言ってよいでしょう。
ちなみに洗濯に関しては、
- ネットに入れる
- 中性洗剤(スーパーナノックス)を使用
- 脱水時間は短め(1分程度)
- 乾燥機には入れない
という感じなので、特別なことはしていません。
https://www.ponkotsu-hitomishiri.com/entry/wash-cutandsawn-shirt/
かなりヘビロテしたオーラリーのシームレスカットソーですが、着用によってどれくらい劣化したのかを詳しく見ていきます。
ネック部分:伸びたりヨレたりしていない
着用や洗濯を繰り返すうちに伸びたり、ヨレたりしてくるのが首元の部分。
しかし、こちらのオーラリーのシームレスカットソーは、写真で見ると明らかなように首元がピンと張っています。
ネックのバインダーは細めでミニマルな印象なのですが、首元に関してはかなり耐久性がありますね。
糸のほつれ等は一切なし
かなりの頻度で着用と洗濯を繰り返した、このオーラリーのカットソーですが、糸のほつれなどは一切ありません。
全体的に一定のピッチで、かつ細かく縫われているのが分かります。
ここまで縫製がしっかりしているからこそ、首元にヨレもないのでしょう。
肩の部分についても、縫製が非常にきれいです。
さすがは「日本屈指の生産背景を持つ」と言われるオーラリーといったところ。
縫製がしっかりとしていない服は糸がほつれやすいですし、糸がほつれてくると服の劣化が早まります。
また、見た目的にも良くありません。
オーラリーは日本国内の技術力の高い工場で生産しているとのことなので、縫製部分については申し分ないかと思います。
背中側には毛羽立ちが見られる
1つの服を長く着ていると生じやすい「毛羽立ち」。
特に、コットンやウールといった天然素材のものは、摩擦によって毛羽立ってきます(素材の加工方法にもよりますが)。
こちらのオーラリーのシームレスカットソーについても、背中側に毛羽立ちが見られます。
特に毛羽立ちがあるのが下の方の部分です。
アップしてみると…
こんな感じで毛羽立ちがあるのが分かるかと思います。
とはいえ、この毛羽立ちに関しては仕方ないかなというのが正直なところ。
背中側の下の方というのは、イスに座ったりリュックを背負ったりするときに擦れやすい箇所ですし、シームレスカットソーは薄手のなめらかな生地感ですからね。
生活している中でカットソーが擦れるのは自然なことなので、着用頻度が多いカットソーが毛羽立ってくるのを防ぐのは難しいかと。
特に、着心地や肌触りの良さを重視したコットン素材ではなおさらです。
ただ、現状で毛羽立ちが目立つのは背面の下の方だけでそこまで目立ちませんので、まだまだ着られるかなと考えています。
型崩れはなし。きれいなシルエット&落ち感
1年間ヘビーに使った「シームレスカットソー」ですが、型崩れなどは一切ありませんでした。
このカットソーを購入したのは南青山にある直営店なのですが、店員さんから「洗濯を繰り返しても型崩れなどは一切しません」と言われました。
その店員さんの言った通り、着用から1年が経った今でも型崩れは見られず、きれいなシルエットが保たれています。
ストンと落ちるきれいなシルエット、生地のなめらかさも持続している印象。
着心地に関しても、購入した当初から変わらず良好です。
なお、生地の縮みもほとんど無いですね。
購入時に採寸をしたわけではないのですが、着ていてサイズ感の変化を感じたことは一切ありません。
身幅が広く、肩が落ちたリラクシングなシルエットはそのままで、ゆったりとした着用感を楽しむことができます。
※追記(2019年10月23日)
本記事を執筆した時点では劣化を感じることはなかったのですが、夏を2回超えると、生地全体の伸びや毛玉が目立ってくるようになりました。
全体的にややくたびれてきたので、これ以上は1枚で着られないかなという印象です。(使えるとしてもアウターのインナー)
AURALEEの品質は本物。Tシャツ・カットソー類は特におすすめ
1年間、約30〜40日程度着たオーラリーのシームレスカットソーですが、劣化している箇所は背中側の毛羽立ちのみでした。
その毛羽立ちについてもそこまで目立つものではなく、まだまだ着られると考えると、オーラリーのカットソーの耐久性はかなり高いと言えるでしょう。
こちらのシームレスカットソーは約8,000円と、Tシャツにしては高額でしたが、着用回数で割ると、現時点で1回あたり200円程度です。
安い価格のTシャツは耐久性もさほどなく、洗濯していくうちにヨレヨレになることを考慮すると、オーラリーのシームレスカットソーのコスパはかなり良好かと。
洋服のコスパは「着用1回あたりの値段」で決まりますので、高いTシャツやカットソーを長く着るのは合理的だったりします。
価格が高いオーラリーですが、スタンダードなデザインのものが多く、また耐久性もあって長く着られることを考えると、決してコストパフォーマンスは悪くありません。
特に、Tシャツやカットソー類は7,000円〜1万円ちょっとで購入できるものが多く、他のブランドに比べて特別高いというわけではないので、非常におすすめです。
あとがき
オーラリーですが、パリコレに進出した今シーズン(2019ss)から、全体的に値段が1割〜2割程度上がりました。
カットソーはそこまで上がっていませんが、シャツやニット類はかなり上がっている印象。
「日本屈指の生産背景」「生地になる前の原料からこだわる」ということを考慮しても、19ssシーズンからは「価格的にちょっと手が出ないかな」と思うアイテムが多いのが正直なところです。
ただ、上に書いているようにTシャツやカットソーに関しては手が出しやすい価格ですし、何より長く着られるので、ぜひチェックしてみてください。