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メンズファッション

【本当は教えたくない】コムアーチの極上ニットをレビュー

こんにちは。ヒロシです。

冬に持っておくと便利なのが、「普通」のニットです。

デザインもシルエットもシンプルなニットは、汎用性抜群。

長く愛用できるので、間違いなく重宝します。

 

とはいえ、良い「普通のニット」は案外少ないんですよね…

最近はシルエットがかなり大きめのものや、編み方に結構特徴があるものが多い印象です。

また低価格帯ブランドのニットは、見た目的に安っぽかったりします。

Hiroshi
Hiroshi
「長く愛用できる良質な普通のニット」は、探すのが意外と難しいです。僕もかなり探し回りました。

 

ただ、最近素晴らしい「普通のニット」を見つけました。

comm.arch.(コムアーチ)というブランドのニットです。

comm.arch.(コムアーチ)のニットの概要

コムアーチは、2014年にスタートしたブランド。

デザイナーのJoe Mac氏が、熟練の職人と連携してニット等を作り上げています。

ちなみに、Joe Mac氏の主な経歴は以下。

  • セントラル・セントマーチンズのニット科を首席で卒業
  • ジョン・ガリアーノやディオールでニットデザイナーを務める
  • 大手アパレルメーカーを経て独立

※セントラル・セントマーチンズ:世界的デザイナーを多く輩出してきた超名門校

Joe Mac氏は、まさに「ニットの達人」と言ったところです。

「コムアーチ=本物のニットブランド」と言えますね。

 

今回僕が購入したのは、定番のクルーネックニットです。

商品名は「Hand Framed Saddle B.B.」。

超ベーシックなニットですが、実はこだわりがすごいアイテム。

 

素材には、オーストラリア産のメリノウールを使用。

超極細の非常に高品質なウール素材です。

それを軽くてふっくらしたものにすべく、カシミア用の紡績機で糸にしています。

そしてその糸を、東北の手横編み職人が時間をかけて編み立てました。

Hiroshi
Hiroshi
簡単に言えば「素材も作りもこだわった超良いニット」ということですね。

【最高の普通】コムアーチのニットをレビュー

コムアーチのニットをレビューしていきます。

「こだわって作られている」と言われても、正直あまりピンと来ないはず。

実際に着てみると、その良さが本当に分かります。

  • 着心地が半端なく良い
  • 着られる時期がかなり長い
  • 色味が本当に良い
  • 抜群のコストパフォーマンス

個人的に感じた魅力は上記の4点です。

良い「普通のニット」として、長く愛用できます。

着心地が半端なく良い

最初に感じるのが、着心地の良さです。

そもそもウールニットは、着心地の面で難しさのあるアイテム。

重さが出たり、チクチクして着づらかったりすることも多いです。

Hiroshi
Hiroshi
重さやチクチクのため、僕もウールのニットには結構な苦手意識を持っていました。

 

一方、コムアーチのニットは着ていてストレスを全然感じません。

  • 全く重くなく、空気をまとうような感覚がある
  • 超なめらか&もっちりした肌触り
  • 素肌にあたっても全然チクチクしない

スウェット等の部屋着レベルで着やすい印象ですね。

(それでニットの上品さや暖かさがもちろん出ます)

「本当にウール?」と思ってしまう柔らかさがあります。

着られる時期がかなり長い

このニットは、やや軽めの生地感。

そして素肌に触れてもチクチク感は全然なし。

つまり、秋から冬の終わりまで長いスパンで着られるんですよね。

少し冷えたきた10月くらいから、3月頃まで対応可能。
シルエットもベーシックなので、インナーにも使いやすいです。

お気に入りのニットを長く着られるのは本当に嬉しいですね。

色味が本当に良い

写真で伝わるか分かりませんが、色味が本当に良いんですよね。

カラーは「パインツリー」という茶色っぽい色のもの。

でも単なる茶色ではなく、いくつかの色が混ざった絶妙な風合いがあります。

この奥行き感がめちゃくちゃカッコいいんですよね…

Hiroshi
Hiroshi
使っている素材が素晴らしいからなのかなと思います。安価なウールニットにはない、色や表情がありますね…

抜群のコストパフォーマンス

価格は20,900円(税込)です。

客観的にかなりお手頃だと思います。

  • 厳選された良質な素材を使用
  • 熟練の職人が丁寧に編み立てている
  • 日本製

上記の条件で2万円は、他のブランドだと見ないですね…

Hiroshi
Hiroshi
国内ブランドのウールニットだと、3〜4万円くらいは普通にします。

 

また長く愛用できる上に、秋から冬の長いスパンで活躍します。

そう考えると、コスパは相当高いと思いますね。

コムアーチのニットのデメリット

コムアーチのニットは、価格や品質の面でかなり素晴らしいアイテム。

ですが褒めてばかりでは、記事としての価値があまりありません。

そこで、デメリット・気になった点も正直に書きます。

毛玉はできる

購入したお店の人曰く「毛玉はできる」そうです。

デザイナーの方も「ニットである以上、毛玉が全くできないことはない」と言っていたとのこと。

仕方ない&当たり前かもですが、一応理解しておくべきですね。

「毛玉は絶対に嫌」と感じる方には、あまり向きません。

 

ただ、「モノが良い故に毛玉はできにくい」とも言われました。

お店の方も、このコムアーチの定番ニットを何年も着ているそうです。

(毛玉ができたら切って対応しているとのこと)

 

良質なニットも、着ている中で少し伸びる・毛玉ができるのは避けられません。

しかしそれも1つの「味」と言えます。

たくさん着て、自分の体になじませるのも楽しみですね。

入手性は低い

入手性の面では、正直高くはありませんね。

コムアーチは取扱店が限られています。
大手や都心のお店でもなかなか見られません。

「実際に見てみたい」という方にとっては、ややデメリットでしょう。

 

ただ、通販などをやっているお店もあります。

(一部は楽天などでも購入可能です)

また個人的には「入手性が低い=被らない・特別感がある」と思っています。

Hiroshi
Hiroshi
「知る人ぞ知る」的な位置付けのブランドって、なんか良いなって思いませんか?

※記事の後半にて、コムアーチの取扱店をまとめています。

コムアーチのニットのサイズ感

コムアーチは、2・3・4のサイズ展開。

(それぞれS・M・Lのイメージかと思います)

このニットの寸法は、以下のとおりです。

着丈 身幅 裄丈
(腕の長さ)
サイズ2 64cm 51cm 79cm
サイズ3 66cm 53cm 81cm
サイズ4 68cm 55cm 83cm

(コムアーチ公式サイトより引用)

大きすぎず、非常に標準的なサイズ感だと思います。

 

僕は177cm・61kgの普通体型で、サイズ4を選びました。

程よいゆるさを感じる、ジャストに近いサイズ感。

素材がふっくらとしているので、ちょうど良いボリューム感もあります。

クセが全然強くないシルエット。

今っぽい大きめではないので、時代や年齢を問わずに着られます。

Hiroshi
Hiroshi
基本的には、普段着ているサイズを選べば何も問題ないのかなと思います。

 

ちなみに、アウターともかなり合わせやすいですよ。

上から羽織った時にも、変なもたつきや不快感はありません。

1枚でもインターとしても着られるので、かなり重宝しそうです。

コムアーチのニットに関してよくある質問

コムアーチの定番ニットに関して、想定される疑問点は、以下の3つ。

  • 洗濯やケアはどうする?
  • 真冬に着るのは寒い?
  • コムアーチの取扱店は?

(僕も購入前は気になっていました)

それぞれ回答していきます。

①:洗濯やケアについて

ニット製品は、ケアが少し面倒なのが懸念点。

毎回クリーニングに出すとなると、お金もかかってきます…

ただ、ランドレスのウールカシミアシャンプーで洗えばOKです。

 

ウールカシミアシャンプーは、ウール等のニット製品に特化した洗剤。

素材を傷めることなく、やさしく洗うことができます。

やり方も超簡単で、水を張って手洗いすればOK。

これだけで超綺麗に&香りも良くなりますよ。

【使い方解説】ランドレス・ウールカシミアシャンプーのレビュー

 

値段は1本2,000円ほどとやや高め。

しかしクリーニング代が浮くので、すごくお得です。

ニットのクリーニングは1回500円以上はします。
数回使えば元が取れちゃいますよ。

どの服にも言えますが、定期的にケアをした方が確実に長持ちします。

(クリーニングって面倒なので、ついケアが後回しになりがちですよね)

 

なおストールやパンツ等、ニット以外のあらゆるウール製品に使えます。

ぜひ1本持っておくのがおすすめです。

真冬に着るのは寒い?

このニットは、ややライトな生地感です。

そのため「真冬は厳しいのでは?」と不安な方もいるはず。

結論、真冬でも問題なく着られます。

 

購入したお店の方曰く、保温性はかなり高いとのこと。

ヒートテック等の温かいインナーを着て、上からアウターを羽織れば、真冬でも普通に着られると聞きました。

何なら室内や電車の中は、冬でも暖房で結構暑いですからね。

比較的ライトな生地感の方が、逆に使いやすい気がします。

 

ちなみに、より重厚感のあるモデルもあります。

出典:https://shop.joemc.jp/items/54366965

こちらも東北の職人の手で作られた至極のニット。

やや太めの糸を度詰めしっかり編んでいます。

非常に温かいので、寒い日には頼りになる存在ですね。

Hiroshi
Hiroshi
着られる時期は限られますが、その分着る時に嬉しくなるので、真冬が楽しくなりそうです。

取扱い店舗は?

コムアーチに直営店はないので、セレクトショップで買うことになります。

東京近郊だと、以下のお店にて取り扱いがあります。

お近くに行った際には、ぜひ立ち寄ってみてください。

(遠方の方はもちろん通販でも買えますよ)

【まとめ】コムアーチのニットは確実に使える名品

コムアーチのニットをレビューしました。

日常的に着るニットとして、これ以上ないくらい素晴らしいと思います。

  • 超ベーシックなデザイン・シルエット
  • 肌触りがしっとり&着心地が良い
  • コストパフォーマンス:ドメブラで2万円ほど

確実にクローゼットに残り続けますね。

価格も手頃ですし、色違い・型違いでも欲しくなります…

Hiroshi
Hiroshi
デザイナーがニット作りに精通しているからからこそ、これだけ質の良いニットが手頃な価格で作れるんだと思います。

 

「良い感じの普通のニットが欲しい」

「知る人ぞ知るブランドのニットが良い」

上記のような方には、すごくおすすめですよ。