こんにちは。ヒロシです。
数の枯渇と人気ゆえに価格が高騰している、M47カーゴパンツ。
そもそも見つからない上、見つけても高すぎて買えませんよね…
良いサイズだと10万円近くすることもあります。
(35サイズは数年前なら1万円くらいでした…)
そこで候補になるのが「M47のレプリカ」を購入すること。
しかし、レプリカを選ぶのもかなり迷いませんか?
- 色々なブランドから出ているけど、違いがよく分からない
- ブランドによって価格が違うけど、具体的に何が違うの?
- おすすめのレプリカM47を知りたい
上記の悩みを抱える方も多いはず。
せっかく買う以上、絶対に失敗したくないと思うのは至って普通です。
そこで今回は、おすすめのM47のレプリカを7つ紹介します。
ちなみに僕は、先日M47のレプリカを購入。
購入に至るまで半年以上、様々なブランドのM47を探しまくりました。
本記事を読むことで、後悔せずにM47を選べます。
3分ほどで読めるので、ぜひ最後までお付き合いください。
レプリカのM47カーゴパンツを買うメリット
服好きの方は「軍物なら断然オリジナル」と考える人が多いはず。
その気持ちは本当に分かります(僕も基本はオリジナル派です)。
しかし、レプリカを選ぶことには現実的にかなりメリットがあります。
メリット①:裾上げ不要。良いサイズのものを選べる
M47のデッドストックは、もはや買えても特大サイズのみ。
大半の人にとっては、当然めちゃくちゃ大きいです…
(ウエストを絞る&裾上げは必須でしょう)
でも一方、レプリカならマイサイズを選べます。
当然「裾上げが不要」です。
M47は裾のストラップが特徴の1つ。
しかし裾上げすると、このストラップが消失します…
裾上げ不要=ストラップを残せるので、見た目の点でもカッコいいですよ。
シルエットの綺麗さの観点でも、サイズを選べるのは大きなメリットです。
メリット②:価格が手頃
前述のとおり、M47のデッドストックは4〜10万円ほど。
しかし一方、レプリカなら断然安く購入できます。
- ミリタリーショップなど:1万円以下
- 国内ブランド(ドメブラ):3万円前後
レプリカの相場としては上記の通り。
ブランドのM47でも、デッドストックの特大サイズよりお得です。
確かにデッドストックよりは安いけど、結構高いな…
このように感じた方もいるはず。
ただ、M47は作りが複雑すぎるために、どうしてもコストが上がるとのこと。
- 従来はデッドストックが1万円台で買えた
→国内ブランドで再現する方が価格が高くなる - 今はデッドストックの値段が高騰。相場が4万円〜
→再現して作った価格<デッドストックになった
上記の背景から、M47のレプリカ・リプロダクト品を作るブランドが増えたみたいです。
(デッドストックが安かったら、みんなそっちを買いますよね)
国内ブランドでも、デッドストックより安く、良いサイズのM47を選べます。
ファッション性とコスパの観点で、非常に嬉しいですよね。
メリット③:個体差がないので買いやすい
出典:https://spares.jp/journal/7993/
M47のデッドストックの難しい点は「個体差」です。
製造時期や工場によって、色味・生地感・サイズ感などがかなり違います。
これも良さではありますが、通販などで買う際には超難しいですよね…
でも当然ですが、レプリカ品なら個体差は基本的にありません。
必然的に、イメージ違いのリスクを極端に減らせますよ。
【M47のレプリカ】おすすめの選び方・見分け方
一言で「M47のレプリカ」といっても、ブランドによって特徴が異なります。
簡単に言えば「前期と後期のどちらをベースにしているか」です。
前期or後期は、人によって好みが違うはず。
レプリカを見分ける際にも、どちらがベースかを念頭に考えるのがおすすめ。
以下にて、主な違いの色味・生地感・シルエットを解説します。
①:色味
出典:https://slow-and-steady.com/
色味はどちらもカーキですが、色の印象はだいぶ違います。
前期はブラウンや黄色みが強く、後期は濃いオリーブに近いです。
(写真の左が前期・右が後期です)
②:生地感
生地はどちらもコットンですが、織り方が前期・後期では違います。
前期は「コットンツイル」です。
出典:http://militaria-tokyo.blogspot.com/
ツイルとは、斜めに線が入る織り方(綾織り)。
チノパンによく見られますね。
一方、後期は「ヘリンボーン」を採用しています。
ご覧のように、魚の骨のような模様が出る織り方ですね。
非常に奥行き感のある表情をしています。
レプリカ品の場合、ブランドによってツイルだったりヘリンボーンだったり様々です。
レプリカを選ぶ際に、まず着目すべきポイントだと思います。
③:シルエット
前期or後期では、シルエットも大きな違いの1つ。
前期は「極太のストレート」です。
出典:https://shop.pheb.jp/
ズドンと迫力があるのは前期型の特徴ですね。
一方で後期は「太めのテーパード」です。
出典:https://shop.pheb.jp/
前期に比べると、かなりスッキリしたシルエット。
より着こなしやすいのは後期型でしょう。
製造国・生産地
レプリカの選び方として、製造国も1つポイント。
(前期or後期の違いとは関係ないですが)
- 日本製
- フランス製
- その他(東南アジアや中国)
レプリカ・リプロダクト品は大きく3つに分かれます。
価格も結構異なってくるので、予算に合わせて選ぶのがおすすめです。
M47の複雑な作りを見事なまでに再現しています。
M47カーゴパンツのおすすめレプリカ7選
M47カーゴパンツのおすすめレプリカは以下の7ブランド。
- シービーズ/WAIPER:7,480円
- ライトオン:6,600円
- ベルジャック:14,960円
- Ordinary fits:25,300円
- FOB FACTORY:27,500円
- orSlow:28,600円
- WORKERS:30,800円
金額も7,000円〜3万円まで幅広いです。
前期と後期のどちらがベースかを踏まえて、それぞれ紹介します。
①:シービーズ/WAIPER
出典:https://www.waiper.co.jp/
価格 | 7,480円 |
色展開 | オリーブ・ブラウン・ブラック |
生地感 | 後期型 (ヘリンボーン) |
シルエット | 後期型 (ワイドテーパード) |
備考 | M47レプリカの代表格 |
シービーズとWAIPERは、どちらもミリタリーショップ。
違うお店ですが、おそらくサプライヤーが同じなので1つにまとめました。
どちらを買っても良いと思いますよ。
このレプリカの魅力は「コストパフォーマンス」ですね。
M47は作りが煩雑ゆえに、再現すると値段が高くなります。
でもこちらは後期型を忠実に再現しながら、価格は7,000円台です。
そしてカラーも、前期に近いブラウン・後期に近いオリーブがあります。
オリジナルにないブラックがあるのも面白いポイントです。
M47の雰囲気を手頃に楽しみたい方には、本当におすすめですね。
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②:ライトオン
出典:https://baycrews.jp/blog/detail/3113461
価格 | 6,600円 |
色展開 | ブラウン・キナリ |
生地感 | 後期型 (ヘリンボーン) |
シルエット | 後期型 (ワイドテーパード) |
備考 | 最も手頃な価格帯 |
ライトオンで展開されているM47カーゴパンツ。
魅力は価格と現代的なカラー展開ですね。
白系のボトムスはトレンドですし、これが6,000円台は非常に嬉しいです。
注意点としては、ディテールを簡素化・省略していることです。
- ボタンフライ→ジップフライ
- カーゴポケットのマチがない
- カーゴポケットがスナップボタン
具体的には上記のとおり(価格を考えると妥当ですが)。
再現度では低くなるので、本格的な作りを求める方には向きません。
でも逆に言えば、ファッション要素でM47を楽しみたい方にはぴったり。
価格も手頃なので、本当に手が出しやすいですよ。
③:ベルジャック
出典:http://secours-store.com/?pid=159312078
価格 | 14,960円 |
色展開 | カーキ・オリーブ・ブラック |
生地感 | 前期型 (コットンツイル) |
シルエット | 後期に近い (ゆるめのテーパード) |
備考 | フランス製 |
ベルジャックは、フランスのワークウェアブランド。
そして「本家のフランス製でM47を楽しめる」ストーリーが本当に魅力ですね。
(そもそも創業が1974年なので、M47の製造時期と被っていません)
そしてフランス製ながら、価格は15,000円以下とお手頃。
「M47と言えばフランス製」と感じる方には、すごくおすすめです。
(他にフランス製のレプリカは見たことないです)
④:Ordinary fits(オーディナリーフィッツ)
価格 | 25,300円 |
色展開 | カーキ |
生地感 | 後期型 (ヘリンボーン) |
シルエット | 後期型 (ワイドテーパード) |
備考 | 日本製で後期型を完全再現 |
Ordinary fitsは、岡山県・児島のファクトリーブランド。
日本の職人の技術で、M47の後期型を忠実に再現しています。
デッドストックと言われても疑わないレベルの完成度ですよ。
本当に素晴らしいのが「生地の質感」です。
濃いめのカーキ色は、程よく綺麗な雰囲気があって使いやすい。
生地のネップ感なども忠実に再現しているので、かなり味があります…
関連:Ordinary fits・M47カーゴパンツのレビュー。忠実に再現した至極の1本
日本製である分値段も上がりますが、その分クオリティは折り紙付き。
特に後期型が好きな人には、心からおすすめしたい1本です。
⑤:FOB FACTORY
出典:https://www.naroclothing.net/
価格 | 27,500円 |
色展開 | カーキ・カモ |
生地感 | 前期型 (コットンツイル) |
シルエット | 後期型 (ワイドテーパード) |
備考 | 日本製で丁寧に作られたM47 |
FOB FACTORYは、岡山・児島に拠点があるブランド。
FOBのM47は、生地は前期型・シルエットやディテールは後期型です。
また、FOBのM47にはカモ柄が用意されています。
出典:https://www.naroclothing.net/
M47のカモ柄は、ごく限られた数しかない希少モデル。
それがFOBなら超高品質の日本製で手に入るので、刺さる方には刺さるはず。
⑥:orSlow(オアスロウ)
出典:https://reggieshop.com/?pid=163735060
価格 | 28,600円 |
色展開 | アーミーグリーン |
生地感 | 後期型 (ヘリンボーン) |
シルエット | 前期型 (ワイドストレート) |
備考 | 前期をベースに日本製で再現 |
オアスロウは、ワーク・ミリタリーを元にした服を展開するブランド。
オアスロウのM47は、前期型をもとに作っているのが特徴的です。
前期型は後期以上に良いサイズが見つかりません。
そして多くのレプリカ・リプロダクト品は後期をベースにしています。
「M47の前期をマイサイズで穿きたい」方には、本当におすすめ。
⑦:WORKERS(ワーカーズ)
出典:https://mamechico.jp/
価格 | 30,800円 |
色展開 | カーキ・オリーブ・ブラック |
生地感 | カーキ:後期型ヘリンボーン オリーブ・ブラック:前期型のツイル |
シルエット | 後期に近い (ワイドテーパード) |
備考 | 後期をベースに日本製で再構築 |
WORKERSは岡山を拠点に、ヴィンテージを元に服を作っているブランド。
とにかくこだわり・完成度が高いイメージですね。
ワーカーズのM47は、まさに前期と後期の良いところをとった一本です。
- シルエットは後期を解体してそのまま採用
- ボタンはメタルボタン(前期)
- 生地は前期のツイル・後期のヘリンボーンの両方を用意
もちろんポケットや縫製などのディテールは忠実に再現。
レプリカといえど、本物以上の完成度と評判です。
(さすがWORKERSと言ったところ)
オリジナルにないブラックが用意されているのも面白いですね。
おすすめのM47のレプリカ・選び方のまとめ
おすすめのM47のレプリカを紹介しました。
特徴などをおさらいしておきます。
- シービーズ/WAIPER:7,480円
→7,000円台ながらしっかりと再現されたモデル - ライトオン:6,600円
→最も手頃。ファッション性重視で楽しみたい方におすすめ。 - ベルジャック:14,960円
→本場フランス製で再現された唯一のレプリカ - Ordinary fits:25,300円
→後期型を日本製で忠実再現。色味が本当に良い - FOB FACTORY:27,500円
→生地は前期型・シルエットは後期型。カモ柄がある - orSlow:28,600円
→他にはあまり見られない、前期型をベースにしたモデル - WORKERS:30,800円
→基本は後期型だが、ボタンは前期のメタル素材。マニア垂涎
予算や特徴、自分が重視するポイントなどからぜひ選んでください!
(オーディナリーやFOBあたりは間違いないはず)
M47パンツは生地も中肉で、オールシーズン使えるアイテム。
レプリカならマイサイズが選べるので、あらゆるスタリングに合います。
(デッドストックの特大サイズはやはり合わせづらいです)
M47のレプリカを使ったコーデ
サイズの合ったM47は、1本あると本当に便利です。
ぜひ本記事を参考に、お気に入りの1本を見つけてください!
(M47はレプリカも人気で常に品薄なので、お早めをおすすめします)
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