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【FIRMUM・ワイドテーパードデニムのレビュー】絶妙なバランスが魅力的な、最高の1本

こんにちは。ヒロシです。

多くの方が1本は持っている「デニムパンツ」。

定番アイテムであるが故に、

他の人とは少し違った、でも取り入れやすいデザイン・シルエットのものが欲しい

と思う方も多いと思います。

 

また太めのワイドシルエットに挑戦したくても、試着の段階でなかなかピンとこなかったり。

Hiroshi
Hiroshi
僕自身も全く同じで、デザイン的にも他と違って、かつ履きやすいワイドデニムを探し続けていました…

 

しかし色々と探し求める中で、「個性的なのに合わせやすくて、ガンガン履けるデニム」を見つけました。

それが「FIRMUM」のデニムパンツです。

 

今回はFIRMUMのデニムについて、その魅力やサイズ感を詳しくレビューしていきます。

  • FIRMUMのデニムについて気になる
  • 履きやすいワイドデニムを探している
  • ミニマルで上品な印象のデニムが欲しい

こんな方は、ぜひ参考にしてください!

FIRMUM(フィルマム)のデニムパンツについて

FIRMUMのデニムパンツ

FIRMUMは、2015年にスタートしたドメスティッックブランドです。

デザイナーは米永至氏。

NO CONTROL AIR(ノーコントロールエアー)のデザイナーでもあり、フィルマムとノーコンは姉妹ブランド的な立ち位置です。

関連記事:NO CONTROL AIR と FIRMUMの違いや魅力を解説

Hiroshi
Hiroshi
フィルマムもノーコンも、全体として中性的な雰囲気の服が特徴的ですね。
デザイン的にも、サイズ的にもユニセックスで着られるので、男女問わず人気があります。

 

デニムパンツは、FIRMUMが毎シーズン定番で出しているアイテム。

全部で4型あり(くわしくは後述)、僕は「ワイドテーパード型」を購入しました。

出典:http://www.firmum.jp/post_look/19ss-mens/

シルエット・生地感など、あらゆる点で素晴らしいと言えるほどのアイテムですよ。

【レビュー】FIRMUM スーピマコットンムラ糸 セルビッジデニム・ワイドテーパード型

【レビュー】FIRMUM スーピマコットンムラ糸 セルビッジデニム・ワイドテーパード型

こちらのワイドテーパード型は、FIRMUMのデニムの中でも2019年から展開されているモデル。

その魅力を一言で表すなら…

クセはあるのにバランスが絶妙で、かなり履きやすいデニムパンツ

 

僕にとって、まさに理想とも言えるバランス感のデニムパンツ…

魅力を徹底レビューしていきます!

①:丸みのある特徴的なシルエット

FIRMUMのワイドテーパードデニム

非常に股上が深く、またお尻から太ももにかけてかなりゆとりがあります。

そして、膝下くらいからスソに至るまでキュッと細くなって(テーパードがかかって)いますね。

Hiroshi
Hiroshi
全体的に丸みを帯びたシルエットが特徴的ですね。

 

ちなみに、後ろもかなり独特な形をしています。

FIRMUMのワイドテーパードデニム

ご覧のようにハイウエストっぽくなっており、バッグポケットの位置も低め。

 

メリハリの強い独特なシルエットですが、実は非常に合わせやすいです。

全体的におしり周りにはゆとりがありつつも、テーパードが効いています。

また丈感も短めなので、スッキリと履くこともできます。

Hiroshi
Hiroshi
靴下を見せて少し遊びを入れるのも良いですよ!

 

丸みのある特徴的な形をしていながらも、合わせやすいスッキリ感のあるシルエットが唯一無二で素晴らしい…

②:上品さと「ジーンズ」のディテールの絶妙なバランス

FIRMUMのデニムパンツは、全体として非常に上品な印象があります。

まず個人的にツボだったのが、デニムパンツでありながらもスラッシュポケットを取り入れているところ。

FIRMUMのワイドテーパードデニム

よくスラックス等のキレイ目なパンツに取り入れられるポケットですね。

 

一般的なデニムパンツ(ジーンズ)は、以下のようなポケットになっています。

a.p.c.の色落ち

(↑以前履いていたA.P.C.のデニムパンツ)

 

一方でFIRMUMのデニムはスラッシュポケットにすることで、非常にミニマルな印象を抱かせます。

Hiroshi
Hiroshi
デニムパンツという、労働者にルーツを持つワークウェア的なアイテムを上品に昇華させてくれていますね。

 

それでいて、王道の「ジーンズ」らしいディテールもしっかり残しています。

ジップフライではなくボタンフライを採用。

FIRMUMのワイドテーパードデニム

でもボタンの色は、「ピンクゴールド」という他にはない上品な色味。

Hiroshi
Hiroshi
この辺のバランス感も絶妙です。

 

また、旧式の力織機で織られたセルビッジデニムが使われています。

FIRMUMのワイドテーパードデニム

もちろん赤耳もあるので、ロールアップして履いてもカッコいいですね。

 

このようにFIRMUMのデニムパンツは、「上品さ」と「ジーンズらしさ」のバランス感が絶妙です。

装飾を廃してミニマルに仕上げつつ、ジーンズの魅力・良いところは残す…

Hiroshi
Hiroshi
ここまでさじ加減がうまいブランドは、他にはなかなかありません。

③:グレーがかったインディゴの色味のリジッドデニム

デニムの「色味」もフィルマムのデニムの魅力。

ミニマリスト向けのFIRMUMのジーンズ

よくあるセルビッジデニムと同じくインディゴ染めですが、ややグレーがかったような独特の風合いなのです。

Hiroshi
Hiroshi
一般的なデニムパンツのステッチはオレンジ色ですが、フィルマムはステッチもグレーです。よりエレガントに見えます。

 

高級コットンである「スーピマコットン」を使用しているのもポイント。

履き心地・肌触りも抜群に良いですし、程よい光沢があるのでジーンズらしからぬ上品さもあります!

④:1年中履けて経年変化も楽しめる

FIRMUMのデニムパンツは、13オンスのデニム生地を使用。

FIRMUMのデニムパンツ

オンスは生地の重さを示す単位で、簡単に言えば数値が大きいほど生地が分厚くなります。

 

この13オンスというのが、季節を問わずに履ける絶妙な厚さなんですよね。

ジーンズのオンスについて
  • 〜12オンス:薄手。スキニーデニムなどに使われる
  • 13〜14オンス:標準的なデニム
  • 14オンス〜:かなり厚い。ヴィンテージデニムをモチーフにした、本格的なデニム

 

薄手のデニムパンツは、冬は寒くて履くのが厳しかったり、逆にスキニーだと肌に張り付いて夏はきつかったりします。

14オンス以上の分厚いデニムは、夏に履くのはまず無理です。

 

その点、FIRMUMのデニムは13オンスと中肉の生地感なので、オールシーズン履けます。

シルエットもゆとりがあり、風が通るので夏でもかなり快適ですよ。

Hiroshi
Hiroshi
僕自身、真夏でも普通に履いていましたが、特に不快感はなかったですね。もちろん冬も問題ナシです。

 

洗いのかかっていない生デニム(リジッドデニム)なのもポイント。

FIRMUMのワイドテーパードデニム

生デニムは履き込みと洗濯を繰り返していくことで、自分だけの色落ちを楽しむことができます。

 

なおFIRMUMのデニムの色落ちについては、FIRMUMのデニムパンツの色落ち・エイジング記録(7ヶ月)で詳しく書いています。

バキバキの色落ちではありませんが、自然かつ上品に育てていくことができますよ。

FIRMUMのデニムパンツのデメリット・気になる点

FIRMUMのデニムパンツのデメリット・気になる点

ぶっちゃけ無いんですが…

Hiroshi
Hiroshi
個人的にマジで満足しているデニムパンツです。

 

とはいえ、「人によっては気になるかな?」と感じる点はあるので、書いていきます。

①:ボタンフライである

FIRMUMのデニムはボタンフライを採用しているので、抵抗を感じる方もいるかもしれません。

FIRMUMのワイドテーパードデニム

最近のパンツは、やはりジッパーフライの方が主流なので。

 

とはいえ、ボタンフライでも全く問題ないです。

Hiroshi
Hiroshi
僕も以前はボランフライに抵抗がありましたが、慣れたら本当に気にならなくなります。

トイレで用を足す際も、むしろボタンの方がすぐに外せて便利ですよ(笑)。

 

さらにボタンフライにすることで、前から見たときのシルエットが綺麗になります。

抵抗がある方もいると思いますが、逆にメリットの方が多いと思いますね。

②:価格が高い

FIRMUMのデニムパンツは、2万円以上してきます。

普通のジーンズと考えたらかなり高いので、少し抵抗を感じる方もいますよね。

 

とはいえ、季節を問わず、また長く履けると考えるとコストパフォーマンスは良好です。

服のコスパって「着用1回あたりの値段」で決まってきます。

  • 5,000円のデニムを10回くらい履いて飽きた
    →1回あたり500円:コスパ低
  • 2万円のデニムを200回履いた
    →1回あたり100円:コスパ高

 

上の例は割と適当ですが、FIRMUMは作りがめちゃ良いので、200回以上は確実に履けるはず。

Hiroshi
Hiroshi
僕自身、週2〜3日のペースで1年半ほど履き続けていますが、まだまだ余裕で履けています。
むしろ色落ちでどんどんカッコよくなり、愛着は増すばかりです。

 

1本あれば間違いなく使えるので、値段を理由に買わないのはもったいないかと。

使い方次第では、安いデニムよりもコスパは圧倒的に良くなりますので。

FIRMUMのワイドテーパードデニムを履いてみた【サイズ感・シルエット】

FIRMUMのデニムパンツは、XS・S・Mの3サイズ展開。

XS S M
レディース M L
メンズ S〜M M〜L

 

ちなみに、177cm62kgの僕は「Mサイズ」を選んでいます。

FIRMUMのワイドテーパードデニム

ボリュームがあるのにスッキリしているという絶妙な雰囲気。

お尻のあたりはゆとりがありますが、急激にテーパードがかかっているので、だらしなさは全く感じられません。

Hiroshi
Hiroshi
ちなみにウエスト的にはSがジャストでしたが、レングスの問題やシルエットの魅力を引き出すためにMサイズにしました。

サイズを上げてもしっかりキマってくれます。

 

ワイドパンツなのですが、上品さも兼ね備えた素材・シルエットなので非常に合わせやすいかと。

履き心地も良くてかなり気に入っています!

 

ロールアップしてみました。

f:id:footmuji:20190212160118j:plain

赤耳がアクセントになるのはもちろん、よりテーパード具合が強まる印象。

気分によってロールアップしてシルエットを変えても良さそうです!

Hiroshi
Hiroshi
丈が短めなので、ロールアップをしたい方はサイズを上げた方が良いですね。
僕もロールアップを想定したこともあり、Mサイズにしました。

 

後ろから見るとこんな感じ。

FIRMUMのワイドテーパードデニム

バックポケットが下にあることで、後ろ姿がかなりこなれています。

ハイウエストのパンツなのに腰履きしているように見えるという、アンバランスさがたまらないですね。

Hiroshi
Hiroshi
ゆるさのあるトップスやアウターと相性が良さそうです!

 

最後に横から。

FIRMUMのワイドテーパードデニム

やっぱりシルエットがキレイですね〜

ワイドシルエットですが、かなりスッキリ履けるので間違いなく合わせやすいです。

Hiroshi
Hiroshi
太いシルエットに慣れてない方でも、違和感なく履けますよ

FIRMUM・デニムパンツの種類【全4型】

僕が購入したワイドテーパード型のほか、同素材で3型あるので、各種類について軽く触れておきます。

(僕も履き比べましたが、どれもめちゃ良いです)

①:スリムテーパード型

ミニマリスト向けのFIRMUMのジーンズ

出典:出典:https://sus4cus.shop-pro.jp/?pid=144041300

最も細身なのが、こちらのスリムテーパード型。

比較的ゆとりのあるウエスト周りから、膝にかけてキュッと細くなるシルエットで、とにかくスタイル良く、上品に見せてくれます。

Hiroshi
Hiroshi
ジャケットに合わせたくなるようなデニムですね。
本当に綺麗に履けます。
FIRMUM(フィルマム) DIK-1/スーピマコットンムラ糸セルビッチデニム/テーパードデニム

②:ワイドストレート型

ミニマリスト向けのFIRMUMのジーンズ

全体的にかなり太い、ワイドストレート型。

とはいえ、ストンと綺麗に落ちるシルエットである上、丈感もすっきりしているので予想以上に履きやすいですよ。

FIRMUM(フィルマム) SWDM-I/スーピマコットンムラ糸セルビッチデニム/ワイドパンツ

③:ワイドストレート型2

ミニマリスト向けのFIRMUMのジーンズ

出典:https://overandover.stores.jp/

2019年春夏に出た、ワイドストレート型。

上で紹介した定番のものとは違い、ハイウエストで股上がより深くなっています。

Hiroshi
Hiroshi
かなり丸みのある形で、最も個性的なシルエットですね。
僕が履いた中では、正直一番難しく感じました…
FIRMUM(フィルマム)スーピマコットンムラ糸セルビッチワイドストレートデニム

【まとめ】FIRMUMのワイドテーパードデニムは、クセが強いけれど上品で履きやすい!

FIRMUMのデニムパンツのコーデ

FIRMUMのワイドテーパードデニムについてご紹介しました。

シルエットやディテールを見ても分かる通り、割とクセの強いデニムだと思います。

 

それでも履いてみると意外にもかなり合わせやすいですし、なによりブランドの個性が感じられて本当にカッコいい。

Hiroshi
Hiroshi
「白シャツ×デニム」の王道のスタイリングでも、このデニムを選べばシルエットや生地感で差別化を図ることができますね。

 

普通のデニムパンツに飽きてきた方、ワイドだけどキレイに履けるデニムパンツをお探しの方には本当におすすめ。

ワイドテーパード型以外もFIRMUMのデニムは素晴らしいので、ぜひチェックしてみてください!

FIRMUM(フィルマム) DIK-1/スーピマコットンムラ糸セルビッチデニム/テーパードデニム